米国に続き欧州でも厳格な安全基準を満たす

 

 

　ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー（HACI）は、スイス・ジュネーブで開催中の欧州最大のビジネス航空ショー「ヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション（EBACE 2016）」にて、欧州航空安全局から5月3日に型式証明を取得としたことを発表した。

 

　HACIの藤野道格社長は、欧州航空安全局の高性能航空機部門責任者であるスティーブン・ビギンズ氏から型式証明を受け取り、このようにコメントしている。

 

「欧州航空安全局からの型式証明は、ホンダジェットがもっとも厳格な欧州の安全基準を満たしていることを意味します。欧州という非常に重要な市場で型式証明を取得し、ホンダジェットの納入を開始したことを非常にうれしく思います。これからホンダジェットの先進機能を欧州のお客様にもぜひ感じていただきたいです。」

 

 

　ホンダジェットは2015年12月に米国連邦航空局から型式証明を取得し、すでに米国、メキシコおよび欧州で引き渡しが開始されている。HACIはホンダジェットの販売とアフターサービスのためにディーラーネットワークを構築しており、欧州では北部を担当するマーシャルアビエーションサービス社、中部を担当するラインランド・エア・サービス社、そして南部を担当するタグアビエーション社がホンダジェットのディーラーとして活動している。

 

　ホンダジェットは主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体など、ホンダの独自開発技術により、クラス最高水準の最高速度、最高運用高度、上昇性能、燃費性能、室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機。現在、北米、欧州およびブラジルの合計11カ所の拠点を通じて販売されている。

 

 

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