いまや本家WRCより熱い!? 「WRC2」の見どころは?
前回は主にワークスチームの戦いっぷりをお伝えしましたが、今回はWRC2やプライベーターの様子をお伝えしようと思います。各ワークスの動向は色んな媒体で紹介されているし、テレビでも紹介されているけど、WRC2やJWRCとなると、日本ではほとんど紹介されてないと思います。ボクはどちらかというと、日本だとあまり目にしないこれらのカテゴリーが好きで、ワークスチーム以上にいっぱい写真を撮ったりしています。変なやつですね~。未来のワークスドライバー候補や地元の若くてイキのいいヤツがいたりするので、面白いんですよ。
R5マシンで争うWRC2。今年からWRC2プロってカテゴリーができました。去年までワークスチームとプライベーターチームが混在していたWRC2を、ワークスとプライベーターで分けたってこと。同じR5マシンで選手権が別なので、ぱっと見は分かりにくい気もするけど。WRC2プロにはシトロエン、フォード、シュコダなどが参戦。シトロエンは去年までワークスで走っていたマッズ・オストベルグ、フォードはイギリスの若手、ガス・グリーンスミス、シュコダがカール・ロヴァンペラ、18歳! がおもだった面々。オストベルグは次戦スウェーデンからの参戦。WRC2プロは参戦チームがまだ少ないので、面白みには欠けるかなあ。
ボクとしては地元のスペシャリストや若くて勢いのあるドライバーが多く参戦するWRC2の方に注目しています。個人的には、外観がゴテゴテしすぎなWRカーよりも市販車に近いR5マシンの方が見た目も好き! とくに去年デビューしたポロGTI R5なんてほんとにカッコよくて、宝クジが当たったらボクも買いたいぐらい(笑)。
R5マシンは各国の国内選手権、ヨーロッパ選手権やアジアパシフィック選手権といった地域選手権のトップカテゴリーで走っています。今年からは様々な制約はあるものの全日本ラリーにも参戦することが可能になりました。シトロエン、ヒュンダイ、Mスポーツ・フォードといったWRカーを走らせている各メーカーはすでにR5を走らせていて、ビジネスとしても成り立っていますが、そう、トヨタにはまだR5マシンが無いんですね。ヤリスR5、早く作らないかなあ。
今回のモンテカルロでのR5勢トップは、WRC2プロに参戦するフォードのガス・グリーンスミス。そこに続くのがWRC2に参戦する地元フランスチャンピオンのヨアン・ボナート。
なんかややこしいんだけど、WRC2プロの2位はカール・ロヴァンペラ。ただしR5勢でいうとかなり下位に沈んでいます。ちなみに、トヨタの育成プログラムから参戦している勝田貴元は今年はWRC2には登録せずに参戦。モンテカルロではR5勢6位でフィニッシュしています。
さらにさらに下位カテゴリーに目を向けると、フィエスタR2のワンメイクで開催されるジュニアWRCも面白いんだけど、今年はスウェーデン、コルシカ、サルディニア、フィンランド、GBの5戦のみ。去年までWRC3として開催されていたクラスとも共通の車両レギュレーションで、こちらもイキのいい若手がしのぎを削っています。
R2マシンを使うラリーの中には、フランス選手権で開催されているプジョー208ラリーカップというワンメイク戦があって、フランスや周辺の国々からWRCを目指す若者が参戦しています。
今回、208 R2でRC4Bクラスを制したヨハン・ラッセルもそんなひとり。昨年の208ラリーカップのチャンピオンで、今年はC3 R5でERCに、208 R2でWRCに参戦しています。まだ24歳だけど、将来有望なひとり。ちなみに、彼のマシンを走らせているファクトリーっていうのがフランスのサラザンレーシング。サラザンって名前にピンときた人もいるかも。そう、WECやフォーミュラEにも参戦するあのステファン・サラザンが率いるファクトリーなんです。サラザン自身もヒュンダイのi20R5でフランス選手権やWRCにスポットで参戦しています。ラリーにレースにビジネスにと大忙しですねえ。
と、こんな感じでかなりかいつまんでお話ししてみましたが、まだ他にもR-GTクラスのお話しなんかもしたいんですけど、モンテカルロにはアバルト124しか参戦してないし、台数も少なくてちょっとアレなので、ケイマンGT4の話しもあるし、またいずれご紹介します!
■関連記事
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>