PSAがフランスでオペル車を生産

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ポワシー工場でオペル/ボクスホールのEV生産を計画。グループの統合を強化

ポワシー工場はDS3クロスバックのEVモデルの生産拠点でもある。オペル/ボクスホールの新型SUVにも電動パワートレイン車を設定し、ここで組み立てる計画。

2017年に米ゼネラルモーターズ(GM)からオペル/ボクソールを買収し、その効果もあって2018年決算でも好調のPSAグループが、両ブランド車をフランス国内で生産する計画を明らかにした。もともとオペルはドイツ、ボクスホールは英国のブランドで欧州では一定のシェアを保っており、とくにオペルのコンパクトカー、コルサはモデル別ランキングでも上位常連となっている。
PSAとしてはこれだけ売れるクルマをフランス工場の稼働率向上へ生かさない手はないと考えたのか、オペル/ボクスホールのBセグメントSUVの生産をフランスのポワシー工場で行なうことを決定。ポワシー工場は2016年から始めた変革プロジェクトにより製造技術が向上しており、オペル/ボクスホール車の生産を受け入れることも可能になっている。加えて欧州の新CO2規制に対応した電動化モデルの生産にも対応しており、オペル/ボクスホールの次世代車両もこの工場で組み立てる計画だ。
ドイツに加えて英国やポーランド、スペインなどで生産されてきたオペル/ボクスホール車だが、それにフランス工場製のSUVが加わることになる。次期コルサとその電動化モデルはスペインのサラゴサ工場で生産する予定だが、欧州各地に生産拠点を拡げるPSAグループの戦略がさらなる業績向上をもたらすのか、ウォッチしていく価値はありそうだ。

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