48V回路だから電子デバイスのレスポンスがイイ!
アウディがSUVモデルにおけるフラッグシップのQ7で、初のSモデルとなる「SQ7」を発表した。4.0リッターV8ツインターボディーゼルエンジンに世界初の電動過給機能(EPC)を組み合わせており、市販乗用車向けディーゼルエンジン最強の435ps(320kW)/900Nmを発生。Sモデルにディーゼルエンジンが採用されるのは、SQ5に続いてこれが2車種目となる。
ツインターボは低中負荷時には1基のみ、高負荷時には2基のタービンで過給を行なうが、EPC(エレクトリック・パワード・コンプレッサー)がそれぞれのタービンをあらかじめ回転させておくことで即座に過給を開始させられる状態を確保。これによりアクセルを踏み込んだ瞬間に最大過給圧が得られ、ターボラグがほとんど解消されるという仕組みだ。
EPCを駆動するためSQ7にはリチウムイオン電池による48V回路が搭載されるが、一般的な電装品用に鉛バッテリーを用いた12V回路も併用されており、互換性を確保している。また、それぞれの回路はDC/DCコンバータを介して接続されており、48V回路の電力を必要に応じて12Vへと変換して活用することで、12V用鉛バッテリーの負荷や電気的損失を軽減している。
シャシーでは、4輪駆動のクワトロとアダプティブエアサスペンションに285/45R20サイズの扁平タイヤやスポーツディファレンシャルといったSモデルの定番アイテムを組み合わせ、新たにボディのロールを効果的に押さえ込む電動アクティブスタビライザーを採用。こちらも48Vの電力を活用して電気モーターで機械的にスタビライザーを駆動することで、これまでの油圧式よりも素早いレスポンスを得られているという。ほかにもお馴染みのアウディドライブセレクトや、低速での取り回し性と高速での安定性を高める4輪操舵システムが搭載されている。
SQ7は欧州ではこの春にも受注が開始され、価格はベースモデル+1万ユーロの8万9900ユーロから。日本では標準モデルのQ7が3月下旬から発売されるが、SQ7の発売時期は未定だ。
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