ノートに続くシリーズHV機構を搭載
日産は2月28日、「セレナ」に電動パワートレインe-POWERを搭載した「セレナ e-POWER」を3月1日より発売すると発表した。車両価格は2,968,920円~3,404,160円となっている。
このモデルは室内の広さや使い勝手の良さ、快適な乗り心地といったセレナ本来の魅力はそのままに駆動を電動化したもの。名前の通り、’16年にノートで初採用された「e-POWER」をセレナにも採用。100%モーター駆動ならではの力強さやレスポンスの良い加速を実現しつつ、車速に応じたエンジン回転制御とボディ随所の防音対策を組み合わせたことで、クラスの水準を超えた高い静粛性を発揮する。
また、燃費性能では、発電専用となるエンジンでの効率的発電や優れた空力性能により、26.2km/L(JC08モード)の低燃費を達成した。
デザイン面では、フロントグリルをはじめエクステリアおよびインテリアの随所にe-POWERの先進性を象徴するブルーアクセントが施され、同じく専用となる15インチ切削アルミホイール、リデザインされたルーフサイドスポイラーによって空力性能も向上している。一方、インテリアはブルーアクセントのイルミネーションを大型のマルチセンターコンソールトレイにあしらい、シフトバイワイヤー機能のセレクターを採用するなど、ベース車より先進的なイメージをアピールしている。
EVテイストの走りにも磨きがかかっている。今回のセレナでは、新たな機能としてバッテリーのみ走ることを優先した「マナーモード」や、それをフル活用できるよう事前に充電しておく「チャージモード」が設定されている。
最新の日産車らしく、運転支援機能も充実。高速道路の同一車線において、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御する「プロパイロット」を採用している。
また、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報やハイビームアシストを標準装備。踏み間違い衝突防止アシスト(メーカーオプション)を装備することにより、経済産業省や国土交通省などが普及啓発している、安全運転サポート車、「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」のワイドに対応した。
なお、「セレナ e-POWER」をベースとするオーテックジャパンの特装車も4タイプが設定。ノーマル仕様と同じく3月1日に発売されている。
(セレナe-POWER AUTECH)
細部まで作り込まれたディティールと、メタリックシルバーの専用パーツによって上質と先進性を表現。またインテリアは、クリスタルスエード仕様のシートを採用し、「AUTECH」のアイコニックカラーであるブルーを随所にあしらい、上質な素材とディティールにこだわった、個性的かつエレガントな空間を演出している。
車両価格:3,821,040円
(セレナ e-POWERステップタイプ)
助手席/助手席側スライドドアからの後席への乗降時に、ステップが展開・格納するロングステップを採用。ステップイルミネーションを装備し、暗い場所でも安心して乗降ができる。
車両価格:3,386,880~3,662,280円
(セレナ e-POWER「ライフケアビークル」シリーズ)
セカンドスライドアップシート
2列目左側シートが、車両の外側に電動で回転・昇降することで、車への乗り降りが容易にでき、シートスライドとシートリクライニングの操作を可能とした多機能ワイヤレスリモコンを標準装備している。
車両価格:3,439,000~3,694,000円
チェアキャブ スロープタイプ
バックドアから車いすのまま車内に乗り込めるよう、手動式のスロープと車いす乗降アシスト装置(電動ウインチ)、車いす固定装置(電動式)を装備した車いす仕様車。車いす1名を含めて5名が乗車可能な「車いす1名サード仕様」を設定した。
車両価格:3,531,000~3,725,000円
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