「T6」はターボ+スーパーチャージャーで306馬力!
2月1日、ボルボは60シリーズ(S60/V60/XC60)の一部仕様を変更し、同日より販売を開始すると発表した。おもな変更点は新モデル「T3」の設定と「T6」の新エンジン搭載で、ともに最新世代のDrive-Eパワートレインを採用。既存グレードも価格などが変更されている。
セダン/ワゴンのみに設定されるT3は「SE」のみの1グレード。昨年にマイナーチェンジを実施したV40系にすでに導入済みの1.5リッター4気筒直噴ターボガソリンエンジンを搭載し、新開発の6速ATを組み合わせたFFモデルだ。基本スペックもV40用と同じで、最高出力152ps(112kW)、最大トルク250Nmを発生する。JC08モード燃費は16.5km/Lでエコカー減税対象車の認定を受けており、自動車取得税60%軽減、自動車重量税50%軽減、自動車税75%軽減となる。
T6は全シリーズに設定されており、従来の3.0リッター直6ターボに代えて、発表になったばかりの「XC90」にも搭載される2.0リッター4気筒直噴ターボ+スーパーチャージャーを採用。こちらは最高出力こそ従来型T6を306ps(225kW)でわずかに上回るものの、最大トルクは40Nm減の400Nmで、排気量ダウンサイズが影響した格好だ。けれどそのぶん、JC08モード燃費は格段に向上していて、セダン/ワゴンは従来の8.5km/Lからセダン13.6km/L、ワゴン12.8km/L、XCは9.0km/Lから12.3km/Lへと改善されており、自動車取得税40%軽減、自動車取得税25%軽減、自動車税50%軽減のエコカー減税対象車となった。なお、こちらもバリエーション展開はいずれも「AWD R-DESIGN」の1グレードで、「T6 AWD」は廃止されている。
安全装備では、ミリ波レーダー/デジタルカメラ/赤外線レーザーセンサーによる歩行者/サイクリスト検知機能付き追突回避・軽減フルオートブレーキシステム、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールを含む10種類の安全装備・運転支援機能を「IntelliSafe(インテリセーフ)」として、また、ナビゲーションやエンタテインメントシステムを直感的に操作できるインターフェイス「SENSUS(センサス)」も全車に標準装着とされた。
価格は、S60が「T3 SE」の434万円から「T6 AWD R-DESIGN」の614万円、V60はS60の20万円高、XC60が「D4」の539万円から「T6 R-DESIGN」の719万円までとなっている。
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