LEON PYRAMIDのMercedes AMG GT3がランキングトップを維持
2024 AUTOBACS SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝レースが、9月22日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。
土曜日午後に行われる予定だった公式予選は悪天候によりキャンセルに。このため公式練習のベストタイムにより決勝レースのスターティンググリッドが決定するととなり、ポールポジションはシェイドレーシング GR86 GTが獲得することとなった。
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迎えた決勝日午前も午前中は降雨で、13時30分から予定されていたレースの開催が危ぶまれたが、午後のスケジュールを約1時間遅らせたことで、ウォームアップ走行後に小雨状態となったため、決勝前のスターティンググリッドでは薄日も差す天候にまで回復。14時22分にセーフティカーを先導に決勝レースがスタートした。
スタート当初は路面は乾いてはいなかったが、16番手スタートの#18 UPGARAGE NSX GT3と、19番手スタートの#4 グッドスマイル 初音ミク AMGがスリックタイヤを履く作戦を敢行。その他のチームはウェッタイヤを履くこととなる。
スタート時には、#20 シェイドレーシング GR86 GTがいったんリードするが、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT、#777 D’station Vantage GT3が追いかける展開となる。
序盤ペースがを上げていたのが4、5番手スタートの#7 Studie BMW M4と#45 PONOS FERRARI 296だ。2番手の集団に追いつくと、ウェットタイヤに定評のあるミシュランタイヤを活かして、徐々にポジションアップいく。
ところが、ミシュランタイヤを履くがペースが芳しくない#20は、#45と#7に抜かれてトップから陥落。それでも3番手に留まる走りを見せていたが、なんと右後輪が脱落してしまう。何とかピットに戻るも、タイヤのホイールを繋ぐパーツが破損しており、このままレースを終えてしまった。さらにここでアクシデントが発生。#25がコース脇に止まったため、セーフティカーが導入されることになった。
レースも中盤に差しかかると路面が乾いてきたのか、少しずつスリックタイヤを履く車両のラップタイムが、ウェットタイヤ車両のタイムより良くなっていく。その状況をみて、続々とGT300クラスの中位を走る車両がピットに向かっていく。その中で、タイヤ交換を終えた#11GAINER TANAX Zがコースアウトしてクラッシュしてしまう。これにより2度目のセーフティカーランとなった。
リスタート後には#45がトップを守っていたが、背後には#65 LEON PYRAMID AMGが迫る。#45と#65の争いは68周目、最終コーナー立ち上がりでタイミングを合わせた#65がストレートで並び掛け、1コーナーの進入でインをキープして前に出て、ついにトップを奪取した。
その後、#65は#45号車とのギャップを広げてゴール。第4戦富士に続く連勝を飾った。またドライバーランキングでも、今大会を8位で終えた#2 muta Racing GR86 GTを抜いてトップに躍り出ている。
2位は#45 PONOS FERRARI 296で、チームにとって初表彰台を獲得。1995年のJGTC以来となる女性ドライバーの最高位2位を記録した。そして、#7とのバトルを制した#777 D’station Vantage GT3が3位でフィニッシュした。
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