2月27日、BMWは中国市場専用となる新型1シリーズ・セダンを発表した。
中国におけるBMWの存在感は高く、昨年は50万台以上を販売。ユーザーの小型車ニーズは衰えておらず、BMWはこの新型1シリーズ・セダンの投入によって、そのニーズに応えてゆく。
3ボックス車らしいエレガンスが新鮮
開発は、中国のエンジニアの助言を受けながら、ミュンヘンのBMW本社が担当。生産は、2012年に開業したBMWグループと中国・華晨自動車との合弁会社「BMW Brilliance Automotive Ltd.」のTiexi工場が受け持つ。この工場では中国市場専用モデル(3/5シリーズのロングホイールベース仕様など)の製造も担当しているのだが、世界中のBMWグループの生産ネットワークに適用される、厳しい品質基準をクリアしている。
ボディサイズは全長4456×全幅1803×全高1446mmで、ホイールベースは2670mm。そのアピアランスは、スポーティさに3ボックス車らしいエレガンスが巧みに融合されているのが特徴的。われわれのよく知るハッチバックモデルの1シリーズとは違った新鮮な雰囲気を放つ。
BMW125iセダンには、231ps/350Nmを発揮する2.0リッター直4ターボと8速ATを搭載。6.8秒の0-100km/h加速を実現する一方で、15.6km/Lの燃費をマークする。
BMW120iセダンには、192ps/280Nm仕様の2.0リッター直4ターボを搭載。こちらも8速ATと組み合わせ、7.5秒の0-100km/h加速と16.1km/Lの燃費を実現している。
このほかに、3気筒エンジンを積むBMW118iセダンも設定。136ps/220Nmを引き出す1.5リッターターボは6速ATと組み合わされ、9.4秒の0-100km/h加速と18.2km/Lの燃費を主張している。
もちろん、運転支援システムやインフォテイメントシステムといった先進技術・装備は惜しみなく投入されている。販売価格は未発表だが、この新型1シリーズ・セダン、中国だけではなくプレミアムコンパクトモデルの需要があるほかの市場でも十分にウケそうだ。
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