アストンマーティンとチタンバイク界のリーダー「J.ラベラック」がタッグ、かつてない英国製の革新的なロードバイクを製作
アストンマーティンと英国のチタンバイク界のリーダー「J.ラベラック」は、比類なきロードバイク「J.ラベラック アストンマーティン .1R」を共同開発した。実績のある自動車デザイナーからのインプットを取り込んで開発された.1Rは、多くの世界初を導入した最高のビスポーク仕様をもとに細部まで入念に設計され、最先端のバイクに仕上げた。
英国きってのハイパフォーマンス・ブランドであるアストンマーティンとJ.ラベラックは、真に革新的なデザインとエンジニアリング工程を適用し、美的な純粋さと細部までのこだわりを兼ね備えた、「ボルトが見えない」デザインを生み出した。
J.ラベラック アストンマーティン .1Rは、パラメトリックにデザインされた3Dプリントのチタンラグと整形カーボンファイバー・チューブを完璧に融合させている。これにより、卓越したレスポンスと快適さを実現するだけでなく、二輪車の優雅さと美しさの新基準を打ち立てるフレームが出来上がった。
ラグとチューブの滑らかな融合は紛れもなく革新的であり、目に映るカーボンファイバーのヘリンボーン地は、製造時の複雑さにもかかわらず完璧な仕上がりになっている。
【写真14枚】美的な純粋さと細部までのこだわりを兼ね備えたロードバイク
J.ラベラック バイスクル社の共同創設者、オリバー・ラヴラック氏は、次のように述べている。「アストンマーティンのチームと力を合わせることで新しいアイデアとイノベーションが生まれ、それを適用することにより、市販されているどの製品よりも先進的なバイクが誕生しました。
アストンマーティンとのコラボレーションを通じて、当社のチタンバイクを新たな高みに引き上げるだけでなく、無類のクラフトマンシップとパフォーマンス・エンジニアリングを盛り込んだバイクの製作を通して、サイクリング業界に真のイノベーションを解き放ちました。
すべての部品が全体の一部として溶け込み、隣接する要素と完全につながるよう設計され、この上ない一体感を生み出しています。これがJ.ラベラック アストンマーティン .1Rのボルトレス・デザインの基礎を築いています」
J.ラベラック アストンマーティン .1Rは、申し分のない美しいラインを演出。バイク・オーナーには普通、ステムやシートポストの固定部品が見えてしまうものだ。統合された4本のピストン・ブレーキ・キャリパーは、クリーン・シート・デザインになっているため、ビスポークのテスト装置を開発する必要があった。その結果、バイク全体に目に見えるケーブルやホースが1本もない。
.1Rにはバイク界以外のイノベーションも応用され、あらゆる部分に新たなソリューションが取り込まれている。ハイパフォーマンス自動車界で最も革新的なデザイナーと共同開発した.1Rでは、アストンマーティンのスーパーカーとハイパーカーのプログラムを取り入れるだけでなく、ロードバイク・エンジニアリングの頂点からの利益も享受する。
アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、次のように述べた。「J.ラベラック アストンマーティン .1Rは本質的に、チタン製の二輪ハイパーカーです。
いかに純粋なパフォーマンス・デザインを用いてバイク全体に技術的進歩を融合させ、本能的に爽快なライディング体験を提供するかという点にシンプルで独創的なクリエイティビティが宿っています。その結果、英国の2つのアイコニックな会社の系譜と先見性に相応しく、伝統とテクノロジーをもとに最先端のマテリアルのみを使用した、特徴的なフォルムが生まれました」
.1Rのオーナーはアストンマーティンのゲイドン本社に招待され、J.ラベラック創設者による正確なフィッティングにて、自分だけの.1Rを心ゆくまでカスタマイズする機会が提供される。アストンマーティンのクルマで選択可能なものとまったく同じカラーパレットとトリムを選択することができ、希望に応じてクルマとバイクをペアに仕立てることもできる。
同時に、ロードバイクを数回の受賞歴のあるアストンマーティンのオンライン・コンフィギュレーターに組み込むことにより、誰でも思い通りの.1Rを描くことができる。このデジタル・ツールでは、サドルやハンドルバー・テープと同様、チューブ、ラグ、フォーク、ステム、シートポスト、ハンドルバー・ドロップのカラーを個別に指定できる。
また、カーボンファイバーをむき出しにして、マテリアルの美しさを際立たせることもできる。ボトム・ブラケット・カップ、ブレーキ・キャリパー、ブレーキ・ディスク・センターなどのアクセントに特殊セラミックコーティングを施し、ブロンズで際立たせることや、ブラックで落ち着いた印象にすることもできる。
お客さまのカスタムJ.ラベラック アストンマーティン .1Rが納車される段になると、バイクの車体とハブ、クランク、フレームなどの部品にナンバーが振られ、それらの部品が全体の一部として永久に関連付けられる。バイクにはアルミまたはカーボン製の専用ケースが付属し、旅行のソリューションとしてだけでなく、.1Rのディスプレイにも活用できる。
.1Rトラベル・ケースには、バイクにマッチし、保護ケース内にもしっかり収まるアルカンタラまたはレザーのカバー・ハンドルのトラック・ポンプも付属する。
◆J.ラベラック アストンマーティン .1Rについて
J.ラベラック アストンマーティン .1Rは、単に眺めて楽しむバイクではなく、パフォーマンスとライディング体験を軸に、意図的にデザインされた。たとえば、統合ブレーキは単に人の目を引きつけるだけでなく、通常の2本に対して4本のピストンを使用したことにより、レバーを操作する際の進度と感触が向上している。
.1Rのフレームも、フォルムと機能の均等なブレンドを演出している。生き生きとした乗り心地で知られるTi 6Al/4Vチタンとカーボンファイバーを組み合わせて必要な剛性を確保することで、.1Rは、フランダースのでこぼこの石畳からピレネー山脈の急登坂まで、どこでも楽しめる反応性を備えている。
.1Rが長時間の楽しい乗車を目指してデザインされたことは、オーナーに合わせてバイクを特別にカスタマイズできる比類のない方法からも見て取れる。バイク界ではカスタム・フィッティングは目新しいものではなく、メイド・トゥ・メジャーであることがほとんどだ。
一方、J.ラベラック アストンマーティン .1Rは完全にビスポークだ。この哲学を象徴するように、シュモクザメ(Sphyrna)にちなんで名付けられたSphyrステムでは、オーナーごとの測定値に合わせてチタンから3Dプリントされる。リーチと幅を絶対的な精度で全部指定できる。
通常クランク長は通常2.5mm刻みでしか指摘できないが、.1Rのオーナーはクランク長をミリメートル単位まで指定できる。これは、カーボン・クランク・アームのビスポーク3Dプリント・チタン・チップのおかげで実現した。サドル高は、交換可能な美しいビスポーク・チタン・カラーを使用して調整。バイクには、美しいハンドメイドの木製ツールケースの中に、カラーに並んで工具セットも付属する。
このハイパーカーのホイール・デザインは、バイクのブレーキのチタン製ピストン・キャップのミニチュアに見て取ることができ、.1Rのスレッド・ボトム・ブラケットの美しく加工されたカップを見てみると、Valkyrieのセントラル・ホイール・ナットと類似していることに気づくだろう。
その他のディテールとして、DB12のサイドストレーキを巧みに再現しつつ、ブレーキホースの取り回しの余地を十分に残した貫通ステムがある。チタン製スルーアクスルは肉厚わずか0.7mmで、芸術品の域に達している。そしてほかのバイクとは異なり、アクスルの端部がノンドライブ・サイドに隠されている。
英国企業ブルックス社のC13サドルは.1Rのために特注されたもので、オーナーの好みでレザーまたはアルカンタラでトリム加工され、シングル・チタン・リベットで仕上げられる。ハンドルバー・グリップには、すべてのアストンマーティン・カラーが用意され、同じマテリアルを選択できる。
革新と伝統を両立させたことで、J.ラベラック アストンマーティン .1Rの卓越した美しさと精密な機能性が際立つ。英国でハンドクラフトされ、各々の分野で最前線に立つ2つの企業による最高のコラボレーションが実現したと言えるだろう。
アストンマーティン創設者のライオネル・マーティンとロバート・バムフォードが、ロンドンの歴史あるバスロードクラブで競技用バイクを通じて知り合ったことから、彼らが世界最高のビスポーク仕様をもとに細部まで入念に設計した最先端のバイクである.1Rに興奮したであろうことは間違いない。
J.ラベラック アストンマーティン .1Rは、2023年11月2日(木)にロンドンで開催される「ルーラー・ライブ」にて一般公開される。サイクリング文化の祭典であるルーラー・ライブは、11月2日(木)から11月4日(土)にかけて、ロンドンのトルーマン醸造所で開催される。
J.ラベラック アストンマーティン .1Rの詳細URL: https://astonmartin.jlaverack.co.uk
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