なんとクワッドターボの「M650d」もアリ?
海の向こうでは新型5シリーズ・セダンが発表され、来春からデリバリーが開始される。キープコンセプトながらより洗練されたスタイリング、お約束通りの100kgもの軽量化や各エンジンのリファインにより、エコ性能、パフォーマンスともに改善された。で、今回のスクープはその仕様上、この5シリーズの派生モデルといえる「GT」。ただしメーカーのネーミングルール変更により、これ以降は5シリーズGTではなく「6シリーズGT」を名乗ることになるようだ。
GTもサルーン同様にキープコンセプト。延長されたルーフラインが特徴のクーペスタイルのハッチバックだが、CLARプラットフォームの特徴であるAピラー取り付け点とフロントアクスルの間隔が長い伸びやかなFR的造形の結果、相対的に屋根の重心が後ろ寄りに見えるという、ちょっとクロスオーバー的なカタチも従来通り。
パワートレインは発表済みの5シリーズ・セダンと同様。興味深いのは4気筒エンジンまでは軽量なフロントアクスル(次期3シリーズと共通)、6気筒以上では強化版フロントアクスル(7シリーズと共有)が使用されること。これは重量や搭載レイアウト上の都合と、総合的軽量化戦略の兼ね合いだろう。
なお、「5」よりも大きい「6」というシリーズ名を得たことと関係があるのかは不明だが、ディーゼルのハイエンドモデル「M650d」には、先頃本国で7シリーズへの搭載が始まった400psの直6クワッド(4基)ターボも用意されるようだ。
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