リズミカルで深みのある8気筒エンジンが奏でるサウンド
国際的に有名な音楽プロデューサー、アレックス・トレカリーチ氏とランボルギーニNHVの車両コーディネーターのマウロ・マウトーネ氏は、「ウルス・ペルフォルマンテ1が奏でるサウンドに触発されて制作した第3作『エンジンソングV8』を発表し、ランボルギーニのV8エンジンサウンドを表現した。
「ドラムの深い音は、V8の燃焼効果を最もよく表現し、シリンダー内のピストンの動きを強調する楽器だ」と、マウトーネ氏は説明する。マウトーネ氏は、トレカリーチ氏とともに「Let’s Talk V8」の第3回にも出演している。
【写真10枚】音響心理学の原理に基づいて解釈された、エンジンと音楽のマリアージュ!
音楽ストリーミングサービス「Spotify (スポティファイ)」で「アヴェンタドール LP 780-4 ウルティマ2」と「ウラカン テクニカ3」のV12とV10エンジンに調和する2つのプレイリストを発表したのに続き、ランボルギーニの内燃機関の音楽の祭典は、今回は最低回転数から発せられる音に触発されて、新しいV8章を開始した。
ランボルギーニのサウンドエンジニアとともに3部作『エンジンソング (The Engine Songs)』を制作したトレカリーチ氏は、「プレイリストを制作するにあたり、いつものようにエンジンの基本周波数の分析から始めました」と説明している。「ウルスの場合、返ってきたパラメーターは50ヘルツで、ドラムの本質的な振動にマッチしていました。つまり、プレイリストの重要な部分をリズムで表現する必要があったのです」
フーリエ変換の公式を再び適用し、人工知能の助けを借りて、ウルスの8気筒エンジンの3つの表現段階(アイドル、クルーズ、トップスピード)が再び加速、シフトダウン、カーブ、ブレーキ時に聴ける合計24曲の中から対応する音を見つけ出し、ランボルギーニのエンジンを設計する際に細部まで研究されたドライバーの関与と報酬の感情を増強した。
アイドリング時のウルス・ペルフォルマンテのエンジンは、ガブリエル・ドミンゲスの「Un gitano perdido」のエレクトリック・サルサと同じC調で歌い出す。4,000rpmでは、ブギー・フィーバーの魂が解き放たれるGの振動が響き、7,000rpmではWhite LiesとそのIs my love enoughのシンコペーションのD SHARPが上昇する。『エンジンソングV8』は、音響心理学の原理に基づいて解釈された、エンジンと音楽のマリアージュなのだ。
「『エンジンソングV8』をバックにウルス ペルフォマンテを運転すると、正確な目的地がなくても北上したくなる」と、トレカリーチ氏は想像力を膨らませながら語る。「一方、私はアメリカの奥地にあるラリーコースで、親友たちと楽しくステアリングを握ることを想像しました」とマウトーネ氏は締めくくった。
新型ウルスのペルフォルマンテは、コロラド州のパイクスピーク・ルートで、従来の記録保持者を17秒下回る10分32秒064という市販SUVの標準記録を達成し、同セグメントにおける重要な存在となっている。2022年10月20日(木)にローマのヴァレルンガ・サーキットで初公開されたこのモデルは、出力が666CVに引き上げられて全体的に軽量化され、このセグメントで最高の重量対出力比を実現している。わずか2,300rpmで850Nmのトルクを発生し、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は306km/hに達する。
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