最新のインフォテイメントシステムを搭載
BMWは現在、コンパクト2ドアスポーツカー『2シリーズ』に設定される最強モデル『M2』新型を開発中だが、その最新プロトタイプをスクープ、ヘッドライトの新デザインが明らかになった。
カモフラージュは比較的軽くなってきたが、最も注目すべきはヘッドライトの内に向かって配置されたエアベントだ。これまで見てきたプロトタイプは、通常の2シリーズクーペとは異なるヘッドライトユニットを持っているように見えたが、その理由がついにわかった。これが最終的なコンポーネントかどうかは断定できないが、市販型に採用されれば、大きなデザイン革命となりそうだ。
それ以外では、大型のエアインテーク、幅広のフェンダー、アグレッシブなバンパーとサイドスカートを装備。後部では特徴的なMクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。
初めて捉えたキャビン内には、巨大な湾曲したデュアルスクリーンダッシュボードディスプレイが確認できる。通常の2シリーズが持つ、ゲージクラスターとインフォテイメント用の2つの別々のディスプレイではなく、『i4』や『iX』にみられる、単一の湾曲したユニットが組み合わされているものだ。同ブランド最新の「iDrive 8オペレーティングシステム」の搭載は間違いないだろう。この最新レイアウトは、M2新型がデビューした後、2シリーズ新型にも採用されることになるはずだ。
パワートレインは、『M3セダン』や『M4クーペ』の3.0L直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンを搭載。最高出力は410ps~420ps、M2コンペティションでは450ps~470psを発揮し、6速マニュアルと、8速オートギアボックスの両方が提供されることが期待されている。駆動方式は、後輪駆動となることはほぼ確定だが、全輪駆動の「M xDrive」が提供されるか注目だ。
M2クーペ新型は2022年12月から生産が開始される予定で、早ければM4 CSLの5月20日デビュー直後にワールドプレミアされる可能性もありそうだ。
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