敢えてフェンダーカットなしでケンメリ本来の美しいスタイリングを楽しむ
アオシマのケンメリに挑戦するのは何年ぶりだろう。おそらく、最後に作ったのはL型パワー・シリーズ(L20E Tエンジン再現)が出たばかりの1980年代中盤なので、30年以上は軽く経過しているワケだ。当時は大好きなケンメリにジャパンターボ用のエンジンが載ったことが嬉しくて、ヘッドカバーの「TURBO」の文字を塗りたいがために、今で言うドライブラシ、なんて手法を自己流で編み出したりして悦に入っていた。
あれから30年――、である。その間に純粋な気持ちはどこかに置き去りにしてしまい、やれアオシマのケンメリは幅が広いだの、四角いだの、ゴタクを並べて、作りもしないのに、すっかり頭デッカチになっていた。しかし、2017年ザ・チューニングカーの箱絵再現にトライしてみた。その満足感たるやかなりの物だったが、完成してからあらためて眺めているとまだまだ手を入れたい部分がある。とはいえ、同じヨンメリを作るのも芸がないので、今度はベースを2ドアハードトップ(2メリ)に変更し、ヨンメリを作った時に気になった部分を突き詰めた進化版を目指してみることにした。
そのモチーフに選んだのは、ザ・チューニングカーのヨンメリの箱に小さくその姿を見せた、純ベタ・ハヤシ履きのシルバーの個体。これが何とも今っぽくカッコいいのである。ケンメリが発売された際の箱絵は、お馴染みのカリーナテールを装着した後姿とされていたので、このシルバーのケンメリの箱絵は幻となった。
自分流に仕立て上げる醍醐味
ボディに関しては”アオシマのケンメリらしさ”を尊重して幅詰めなどは行わなかったが、新金型グリルのおかげで雰囲気は劇的にアップデートされた。しかし不思議なもので、この2メリだけでは飽き足らず、今度は同じく新金型パーツを奢った、1/24史上初の後期型ケンメリにも着手してしまった……。我ながらヤレヤレである。新しいキットをテキパキとクリーンフィニッシュするのも良いが、古いキットを素材として考え、自分流に仕立て上げるのもまた、プラモデルの醍醐味と言えるだろう。
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