ランボルギーニ自然吸気V12旗艦エンジンの有終の美を飾るモデルを披露

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脱炭素化に向けて全モデルのPHEVシフトを発表したアウトモビリ・ランボルギーニが、自然吸気式大排気量V12エンジンを搭載するファイナルプロダクションを発表。その限定となるアヴェンタドールを日本国内に初披露した。

V12伝説を受け継ぐ世界限定モデルを公開

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは去る7月29日、東京港区六本木のアド・ペルソナム専用スタジオ「THE LOUNGE TOKYO」を会場に、今夏の英グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでワールドプレミア披露した、「LAMBORGHINI AVENTADOR LP780-4 ULTIMAE(アヴェンタドールLP780-4ウルティマエ)」を国内初公開した。

ランボルギーニ旗艦エンジンとなる6.5リッターV12ユニット搭載モデルはこれが最後。スフレコラ代表曰く「BECOME A LEGEND」とのこと。

自然吸気V12気筒の内燃エンジンを搭載した最終プロダクトとなる同モデルは、ランボルギーニの旗艦スーパースポーツであるアヴェンタドールの「SVJ」や「S」といった各エディションのキャラクターを純粋に凝縮させた限定モデル。プレゼンテーションに登壇した、ランボルギーニ・ジャパン代表のダビデ・スフレコラ氏は、「カウンタックをはじめ、ディアブロやムルシエラゴといった、ランボルギーニ旗艦の伝説を紡いできた存在であり、ヨージ・ヤマモト限定コラボモデルをリリースするなど、日本市場においてもアイコン的な存在である。このアヴェンタドールも芸術作品と同じようにランボルギーニV12エンジン搭載モデルの歴史を受け継ぐだろう」と述べた。

歴代スーパースポーツの伝説と特徴を凝縮したファイナルプロダクション。すでにコレクターズアイテムとして注目を集めている。

アンベールされたアヴェンタドールLP780-4ウルティマエ・クーペは、ローンチ限定カラーであるマットグレーとブラックのツートンに赤いアクセントが特徴的なエクステリアを纏い、カーボンファイバー素材を基調にブラックレザーとアルカンターラを組み合わせた個性的なインテリアを採用。もちろんカスタマーは、アド・ペルソナムを通じて無限に近いマッチングを選べるそうだ。

カーボンモノコックにプッシュロッド式サスペンションを備えたフルタイム4WDとアヴェンタドールS譲りの4輪操舵システムを搭載、キャビン後方に縦置きされた6.5L V12気筒エンジンは、SVJモデルを上回る最高出力780psと最大トルク720Nmを発揮し、0-100km/h加速2.8秒、最高速度355km/hを記録するとのこと。

超軽量カーボンファイバー素材とアルカンターラが採用されたインテリア。本来なら「Y」モチーフが随所にレーザー彫刻される。

クーペ350台、ロードスター250台の限定生産。内装には「AVENTADOR ULTIMAE 001 di 350(250)」のシリアルプレートが。

なお、有終の美を飾るこのリミテッド・エディションには、運転席Aピラー側のダッシュボードに限定シリアルプレートが与えられ、クーペ350台、ロードスター250台が用意されているが、すでに発表時点で完売とのこと。

LAMBORGHINI AVENTADOR LP780-4 ULTIMAE

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萩原充
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