いよいよ電動スーパーチャージャーで発進!
先日デビューしたA5およびS5については既報の通りだが、来年早々デトロイトショーでお披露目される予定の高性能版、RS5のスクープが入ってきた。大きなオーバーフェンダーでワイドトレッドと戦闘的なネガティブキャンバーをカバーしたこのクルマがまさにそのRS5だ。
だが最終的なフェンダー形状はボディパネルを自然に拡幅したブリスター状になるはずで、フロントバンパーやスプリッターなどもまだ最終形ではない。それでも迷彩パターンを外した姿からは、より力強いシャープな造形になっていることがわかる。
肝心のエンジンはディーゼルV6とガソリンV6。ディーゼルV6はあのRS5 TDIコンセプトでアナウンスされてきたように、電動チャージャーを備えた加速モンスターだが、例によって大排気量ディーゼルが日本や米国に投入されるとは考えにくい。3.0リッターツインターボとされる新型ガソリンV6エンジンは当然S5よりも上を行くスペックで、こちらもいよいよ電装系の48V化を背景に電動スーパーチャージャーを使うツインチャージ仕様になる模様。出力は450psとも480psともいわれているが、やはりウリはガソリン車では初物となる電動チャージャーだろう。「ゼロラグ過給」が生む圧倒的な加速Gに期待せずにはいられない。
なお4WDシステムのクワトロはクラウンギア式で、前後不等トルク配分を持ち、リアには左右輪のトルクベクタリングを実現するスポーツデフを装着。トランスミッションは6速MTと8速ATの選択になるようだ。
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