パワーユニットは2月に発表された274㎰の電気モーター?
ヤマハが現在開発している可能性があるという、2ドアEVクーペの特許画像が流出した。今回は、スウェーデンのエージェントから入手した、その画像をご紹介しよう。
市販こそされていないが、ヤマハは2013年に「MOTIV(モティフ)」、2015年の東京モーターショーでは「スポーツ・ライド・コンセプト」を発表。後者は「マクラーレンF1」を手掛けたゴードン・マレー氏が設計し、カーボンファイバーを多用したボディはわずか800kg以下という軽量ボディが特長だった。当初は市販化を視野に入れていたというが、残念ながら2019年には発売中止とされている。
だが、新たな市販スポーツカーの計画は密かに進行。今回の特許画像はそれを示唆するものと考えられる。その外観的な特長は、開口部がないフロントグリルとエキゾーストシステムが存在しないこと。このことから、特許画像の車両はピュアEVであることも考えられる。ヤマハは2月に200kW(274ps)の電気モーターを発表しているが、あるいはそれがこのクルマに採用される可能性もありそうだ。
その他、流出画像ではシンプルな“釣り眼”形状のヘッドライトやドア後部のエアインテーク、丸眼のLEDテールライトが確認。トランクリッドスポイラーやディフューザーなど、ディテールもアグレッシブだが先のスポーツ・ライド・コンセプトと比較すれば全体のデザインは常識的といえる。しかし、逆にいえば市販化を意識した現実的デザインであることも事実。そこから推理すると、ヤマハ・オリジナルの2ドアスポーツには市販化のゴーサインが出ている可能性も考えられる。
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