モダンなデザインながら卓越した悪路走破性は健在!
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、新型「DEFENDER」の展示イベントを2019年11月3日(日)~5日(火)に代官山 T-SITEで開催。これに合わせて11月5日にメディアを対象としたアフタヌーンパーティを行った。
パーティの冒頭で挨拶を行った駐日英国大使の「ポール・マデン」閣下は「ディフェンダーはラグビーワールドカップの決勝戦で、優勝杯を運ぶ役目を担いました。今回の大会では、日本は開催国として素晴らしいおもてなしをするとともに、日本代表も目覚ましい活躍をし、多くの外国人を魅了したと思います。ジャガー・ランドローバーは、来年開催される日英交友年「UK in JAPAN 2019-20」の重要なパートナーで、今後も様々なビジネスや文化のイベントが予定されています。本日発表される新型ディフェンダーが広く日本で受け入れられうことを期待したいです」とコメント。
続いてランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサー プロフェッサーである「ジェリー・マクガバン」氏が、新型ディフェンダーのデザインに関するプレゼンテーションを行った。マクガバン氏は、まずランドローバーのブランドヘリテージについて紹介したあと、近年では「レンジローバー」「ディスカバリー」「ディフェンダー」という3つのファミリーモデルを設定し、その中でディフェンダーは素晴らしい耐久性、どんなところにでも行ける走破性を備えるモデルとして位置付けた、と解説した。
新型ディフェンダーのデザインについては「開発チームでは70年前に登場した初代ディフェンダーを造り替えるクルマにだけはならないよう念頭に置いて作業を進めてきました。そのため初代モデルをオマージュとして利用しつつ、次世代を見据えたクルマになっています。具体的には、短いアプローチアングル、ブレイクオーバーアングルを実現してしっかりとした悪路走破性を備えていることもアピールしつつ、外観では直線のラインを際立たせ、ルーフ、ウエスト、アンダーボディまで3つの直線的なラインを入れて力強い佇まいとしました。さらに流れるようなルーフラインやアルパインライトウィンドウなどの採用で初代モデルのヘリテージを表現しています。フロントは力強さと自信を備えつつ、攻撃的にはならないよう心がけ、親しみやすさも感じてもらえるような造形とし、ディフェンダーとしては初めてクラムシェルタイプではないボンネットを採用しました。リアでは幾何学的な構成により、ランプ類を垂直にレイアウトしています。また、外付け式の背面スペアタイヤ、横方向に開閉するリアハッチなどは初代モデルと共通のアイコンとしています」と述べた。
この新型ディフェンダー、すでに受注が始まっている日本市場向けの先行予約モデルとなる「ローンチ・エディション」は、最高出力300ps、最大トルク400Nmを発生する直列4気筒2L“INGENIUM”ガソリンエンジンを搭載。3ドアのショートホイールベースボディにコイルサスペンションを採用する「ディフェンダー 90 ローンチ・エディション」が15台、5ドアのロングホイールベースボディにエアサスペンションを採用する「ディフェンダー 110 ローンチ・エディション」が135台の計150台を先着販売している。シート表皮はファブリック、または上質で高級感のあるグレインレザーが用意されており、5ドア車のレザーシート仕様は3列シートで、最大7名乗車が可能となっている。価格は489~767万5000円で、デリバリーは2020年夏から順次開始する予定とのことだ。
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