独自のキャラクターは健在! 新型「日産ジューク」がヨーロッパデビュー

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117ps/180Nmの1L直列3気筒ターボを搭載

日産自動車は9月3日、フルモデルチェンジを受けた新型「ジューク」を、ロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンの欧州5都市で同時に発表した。

欧州日産で商品企画を担当するポンツ・パンディクティラ副社長は、新型ジュークをこのように紹介している。

「新型ジュークは、独自の個性を身にまとい、エキサイティングなパフォーマンスを発揮し、そしてお客さまのニーズに応える先進技術を搭載しています。必ずや欧州のコンパクトクロスオーバーを嗜好するお客さまにご満足いただけるものと確信しています」

日本市場でもこれまで確かな支持を得てきたジュークは、欧州でも高い評価を受けており、これまでに同市場で約100万台を販売している。

新型は、フローティングルーフを採用したクーペライクなデザインや、アイコニックな丸型LEDヘッドランプ、新世代の日産車をアピールするVモーショグリル、Y字型のシグネチャーを組み込んだ新しいフロントマスクなど、従来型の面影を残しつつ、洗練されたスタリングで登場した。ボディサイズは全長4210×全幅1800×全高1595mm、ホイールベースは2636mmだ。

ボディサイズの拡大により、後席ニースペースが58mm、ヘッドルームが11mm拡大。キャビンの居住性も高まった。荷室容量は約20%広がり、422Lを確保している。

ダッシュボードやドアトリムには柔らかい触感の素材を採用し、ホールド性に優れるシートにはアルカンターラやレザーをオプション設定するなど、高級感も向上。サウンドシステムは「BOSE Personal Plus」を採用。ヘッドレスト部分への装着を含む8個のスピーカーが搭載され、高音質の音楽などが楽しめる。

ボディサイズが拡大した一方で、23kgの軽量化を実現。車重は6速MT車で1192kg、7速DCT車で1210kgと発表された。軽量化に加えて高張力鋼板の採用などにより、プラットフォームの剛性を高め、ジュークならではのスポーティで俊敏な走りに磨きをかけている。

エンジンは117ps/180Nm(オーバートルク時は200Nm)を発揮する1L直列3気筒直噴ターボエンジンを搭載。グレードによって6速MTと7速DCTを組み合わせる。7速DCTにはパドルシフトとドライブモードセレクター(エコ/スタンダード/スポーツを設定)が装備される。

そのほか、装備面では「プロパイロット」をはじめとする多彩な先進運転支援機能や、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する「NissanConnect」インフォテイメントシステムを採用。NissanConnect Servicesアプリは、スマートフォンでドアのロック状態を確認したり、ドアのロック/アンロックが遠隔操作できるほか、ドライブ前にタイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルが確認できる。

新型ジュークは英国サンダーランド工場で生産され、欧州市場では11月末からデリバリーが始まる予定だ。

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2019/09/06 07:00

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