小売り電気事業を行なう3社と協業で今年後半にスタート
日産自動車は、同社の一部国内販売会社の店舗において電気自動車(EV)「日産リーフ」を購入したユーザーを対象に、2019年度後半より家庭用電力の代理販売を開始する。このサービスの開始にあたり、まずは小売り電気事業者のエネクスライフサービス(伊藤忠エネクスグループ)、出光興産(出光昭和シェル)、Looop(ループ)の3社と協業を行なう。
リーフは、世界初の量産型EVとして2010年に発売。2017年秋には運転支援技術を搭載した2代目が発売され、2019年1月には62kWhの大容量バッテリーを搭載して航続距離458km(WLTCモード)を実現した「リーフe+」もラインアップに追加されている。
またリーフは、蓄電池としての特性も備え車両に充電した電力を停電時や緊急時のバックアップ電源として使用することも可能だ。
日産は、EVユーザーの自宅充電の利便性を高めるため、より安価な充電が可能となる電気料金プランの提供を目指し各小売り電気事業者との交渉を行なってきた。伊藤忠エネクスグループのエネクスライフサービスとは、2年前から大阪の日産販売会社において家庭用電力の販売を行なっている。
また、出光昭和シェルでは、ガソリン車ユーザー向けの特典に加え今年度4月より新たにEVユーザー向けの電気料金プランの提供を開始。さらに、Looopとは昨年度よりEVユーザー向けの基本料金0円の電気料金プラン提供に向けた実証実験を実施している。今回発表した電力の代理販売では、これまで各社と連携しながら蓄積したノウハウを活用。各販売会社に随時展開することで、ユーザーにより快適なEVライフの提案を行なう。
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