【比較試乗】エクステリアを刷新しよりスタイリッシュに!「ルノー・アルカナ」

ルノーのクーペSUV のアルカナがマイナーチェンジを受けた。主な変更点は内外装のリファインだが、グレード名に新たに“アルピーヌ”のネーミングが付いたのもトピックだ。

内外装のリファインで商品力が一層アップ

CセグメントのSUVで、希少ともいえるクーペスタイルのアルカナがマイナーチェンジして上陸を果たした。

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このクラスでは希少なクーペSUVとなるアルカナ。今回のマイナーチェンジではすべてブラックルーフのツートンカラーとなっている。

新型の見どころといえるのは内外装の刷新だ。エクステリアではフロントにフラットデザインの新エンブレムと、ハーフダイヤモンドシェイプが立体的に浮かび上がるグリルを採用。リアはブラックエキゾーストフィニッシャーやクリアライトクラスターによりスポーティな装いとなった。またホイールが19インチへと大径化されたのもトピックだ。

E-TECHのフルハイブリッドシステムには、最高出力94ps、最大トルク148Nmを発生する1.6L直4ガソリンに同49ps/205Nmのモーターが組み合わされる。

インテリアは、シートにスポーツシックなデザインのレザーフリー素材のTEPレザーを採用。フロントには新たにグレード名となったアルピーヌのロゴとブルーステッチがあしらわれるとともに、ステアリングとドアパネルにもトリコロールのステッチが施されるなど、フレンチテイストを強調。ダッシュセンターのタッチスクリーンは、9.3インチへと大型化され、360度カメラにサイドビュー機能が追加されるなど、インフォテイメント系もアップデートされている。

コクピットまわりではタッチスクリーンが9.3インチへと大型化されたのがトピック。

パワートレインは、従来と同様の、E-TECHフルハイブリッドとマイルドハイブリッドの2種。フルハイブリッドは輸入車トップのWLTCモード22.8km/Lの燃費を誇る。

シートにはレザーフリー素材となるTEPレザーを使用し、アルピーヌロゴとブルーステッチがあしらわれている。

今回試乗したのはE-TECHフルハイブリッドシステムを搭載した、エスプリアルピーヌのグレード名が与えられたモデルだ。

発進からの加速時は、まずはモーターが担い、その後スピードが上がってくるとエンジンが始動。その動力性能はパワフルというほどではないものの、E-TECHならではのドグクラッチの効果もあり、ダイレクトかつスムーズなものだ。乗り心地も、19インチへとサイズアップされたにも関わらず、路面の凹凸をうまくいなしてくれて快適であったのは美点といえる。適度に手応えがありつつ、スポーティなハンドリングを提供する乗り味も好印象。マイナーチェンジでより魅力的なモデルになったといえるだろう。

フロア高が2段階に調整できるラゲッジスペースは容量480L。

今回のマイナーチェンジでホイールは19インチへと拡大された。

【Specification】ルノー・アルカナ・エスプリアルピーヌE-TECH フルハイブリッド
■車両本体価格(税込)=4,990,000円
■全長×全幅×全高=4570×1820×1580mm
■ホイールベース=2720mm
■トレッド=前:1550、後:1560mm
■車両重量=1470kg
■エンジン型式/種類=H4M/直4DOHC16V
■総排気量=1597cc
■エンジン最高出力=94ps(69kW)/5600rpm
■エンジン最大トルク=148Nm(15.1kg-m)/3600rpm
■メインモーター最高出力=49ps(36kW)/1677-6000rpm
■メインモーター最大トルク=205Nm(20.9kg-m)/200-1677rpm
■サブモーター最高出力=20ps(15kW)/2865-10000rpm
■サブモーター最大トルク=50Nm(5.1kg-m)/200-2865rpm
■トランスミッション形式=ドッグクラッチマルチモードAT
■燃料タンク容量=50L(プレミアム)
■燃費(WLTC)=22.8km/L
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:トーションビーム/コイル
■ブレーキ=前:Vディスク、後:ディスク
■タイヤ=前後:225/45R19

問い合わせ先=ルノー・ジャポン TEL0120-676-365

フォト=茂呂幸正 ルボラン2024年12月号より転載

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