【比較試乗】王道のSUVを選びたいならこのクラスで決まり! 激戦区のDセグメントSUVから今選ぶべき1台とは?「ランドローバー・レンジローバー・ヴェラール vs ボルボ XC60 vs メルセデス AMG GLC43 vs BMW X3」

一過性のブームではなく、すっかり定番の存在となったSUV。その中でも各社が力を入れているのがミドルクラス、いわゆるDセグメントのSUVだろう。魅力的な選択肢がそろうこの激戦区の中から、今選ぶに値する1台を考察してみようと思う。

激戦区のDセグSUV、ベストな選択は?

運転しやすいボディサイズと快適に移動できる室内空間を両立したいなら、Dセグメント、すなわちミドルサイズのSUVがお勧めだ。その代表として真っ先に思い浮かぶのがBMW X3。今回はセグメントのリーダーたるX3をベンチマークとし、ライバルであるメルセデス・ベンツGLC、ボルボXC60、レンジローバーヴェラールの実力を確かめる。

実力派揃いのDセグメントSUVの真価を問う。BMW X3 xDrive20d M SPORT(左) vs MERCEDES-AMG GLC 43 4MATIC(右)

オンロード性能を重視したSUVとして初代X3がデビューしたのは2004年。現行型は2017年に登場した3代目で、2021年にはマイナーチェンジを実施。モデルサイクルはすでに8年目となり、近々4代目に生まれ変わるはずだ。そんな熟成しきったX3のなかから今回選んだのは、2L直4ディーゼルターボを搭載するX3 xDrive 20d。実はこの4月をもって生産を終了しており、在庫かぎりの販売になる。このあたりにもモデル末期の現実が見て取れるだろう。

BMW X3 xDrive20d M SPORT/BMWの主力SUV、モデル末期ゆえの円熟感を味わうなら今。3代目となる現行型は2017年にデビュー。今秋には次世代モデルの登場がアナウンスされているが、モデル末期とあって各部の成熟度は特筆ものだ。

一方、最新のBMWが主張の強いキドニーグリルをフロントマスクに据えているのに対して、X3はやや大人しいデザインのままなのがかえって新鮮だ。インテリアでも、最新の“カーブドディスプレイ”ではなく、独立したセンターディスプレイと物理スイッチが並ぶコクピットは、いちいち取扱説明書を引っ張り出さなくても扱える気安さがうれしい。

BMW X3 xDrive20d M SPORT/試乗車は2Lディーゼルエンジンを搭載し最高出力190ps、最大トルク400Nmを発揮。

後席に目をやると、全長4720mmのボディサイズにふさわしい余裕あるスペースが確保されている。足元は広く、脚が組めるほどで、ヘッドルームも十分。大人でも窮屈な思いをせずにすむのがいい。ラゲッジスペースも後席を使用する状況で550L、90cm強の奥行きが確保されており、このクラスでは標準的な広さである。

BMW X3 xDrive20d M SPORT/タイヤサイズは前245/50R19、後245/50R19だ。

最高出力190ps、最大トルク400Nmを発揮する2Lディーゼルターボには流行のマイルドハイブリッドは組み合わされていないものの、低回転から余裕あるトルクをレスポンスよく発揮するから実に扱いやすく、1910kgのボディをストレスなく加速させることが可能だ。ふだんは軽くアクセルペダルを踏むだけで済んでしまい、ここぞという場面で右足に力をこめると2500rpmあたりから力強さ増し、4000rpmを超えても勢いが続くスポーティさを秘めている。

MERCEDES-AMG GLC 43 4MATIC/ドライバーをその気にさせるハイパフォーマンスSUVは、昨年3月に国内導入されたGLCをベースにAMG製M139エンジン+電動ターボを搭載。

いまやこのクラスでは、可変ダンバーやエアサス装着車が増えているが、このX3 xDrive 20dはこうした装備はない。19インチのランフラットタイヤは路面とのコンタクトがやや硬めとはいえ、乗り心地は十分快適で不満のないレベル。この日はワンディングロードを試したが、コーナーでは素直で軽快なハンドリングを見せるのが、いかにもBMWのSUVらしいところで、スポーティさと快適さの絶妙なバランスには感心するばかりである。

MERCEDES-AMG GLC 43 4MATIC/2Lの排気量から最高出力421ps、最大トルク500Nmを発揮し、スロットルを踏み込めばどこからでも自在に加速するレスポンスの良さは爽快そのもの。

ドライバーを刺激するGLC、クリーンで実用的なXC

X3と同じドイツ勢のGLCは、CクラスがベースのSUVで、現行型は2023年に登場したばかりの2代目。2L直4ディーゼルターボを積む220dとプラグインハイブリッド車(PHEV)の350e、メルセデスAMGのGLC43/63の4グレード構成で、今回引っ張り出したのは、2L直4ガソリンエンジンに電動ターボを組み合わせたGLC43である。

AMGだけに、見るからに獰猛なエクステリアがこのクルマの性格をよく表している。縦のルーバーを強調したフロントグリルに加えて、パワードームを備えたボンネットや大きな開口のエアインテーク、張り出したフェンダー、4本出しのエキゾーストなどがスポーティさを際だたせる。一方、Cクラスのイメージを受け継ぐインテリアは、AMGドライブコントロールスイッチ搭載のAMGパフォーマンスステアリングが気分を高めてくれる。後席や荷室の広さは、X3をターゲットとしたと見えてほぼ互角である。

MERCEDES-AMG GLC 43 4MATIC/タイヤサイズは前265/45ZR20、後295/40ZR20だ。

一方、GLC43の走りは図抜けている。AMGのマイスターが組み上げたM139エンジンは、2Lの排気量から最高出力421ps、最大トルク500Nmを発揮する。その強烈な加速も頼もしいが、どの回転からでも即座に加速態勢に入るレスポンスのよさは、大排気量の自然吸気エンジンを彷彿とさせる。電動ターボとマイルドハイブリッドを構成するモーターによるアシストの成せる技だ。

AMGライドコントロールサスペンションが標準のGLC43は硬めの乗り心地を示すが、そのぶんコーナリング時の姿勢変化は抑えられ、SUVをドライブしていることを忘れてしまうほど。SUVの魅力はそのままに、本格的なスポーツドライビングが楽しめる稀有な存在、それがGLC43なのだ。ここまでの性能は望まないという向きにはより手頃な価格のGLC220dも350eという選択肢もあり、X3にとっては手強いライバルといえる存在である。

ドイツ勢に見劣りしない存在感を示すXC60&ヴェラール。LANDROVER RANGEROVER VELAR DYNAMIC HSE D200(左) vs VOLVO XC60 RECHARGE ULTIMATE T6 AWD PLUG-IN HYBRID(右)

ドイツ勢が優勢な日本の輸入車市場において、存在感を示しているのがスウェーデンのボルボだ。なかでも60シリーズ(ステーションワゴン含む)は、XC60が2017-2018の日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、翌2019年以降は常に輸入車ランキングでトップ10入りを果たしている。

VOLVO XC60 RECHARGE ULTIMATE T6 AWD PLUG-IN HYBRID/スカンジナビアデザインで好評を博したベストセラー。現行のXC60は2017年デビュー、2017-2018年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、その後は常に輸入車ランキングでも上位にランクインする人気車種だ。

現在販売されているのは2代目にあたり、スタイリッシュなエクステリアや、クリーンで温かみのあるインテリアは、明らかにドイツ勢とは異なる趣。自慢の優れた安全性や高い環境性能とあいまって、着実に人気を高めてきたのだ。

VOLVO XC60 RECHARGE ULTIMATE T6 AWD PLUG-IN HYBRID/試乗車は最高出力253psの2Lガソリンターボエンジンに、107kWのモーターを組み合わせるPHEVモデル。

発売当初は2Lガソリンターボとディーゼルターボを用意していたXC60だが、その後、ディーゼルエンジン廃止の方針を打ち出したことにともない、現在はガソリン車と、2Lガソリンターボと電気モーターを組み合わせたPHEVというラインナップに変化している。今回試乗したのは後者のXC60リチャージで、253psの2Lンジンで前輪を、107kWのモーターで後輪をそれぞれ駆動する。駆動用のリチウムイオンバッテリーを18.8kWh搭載し、81kmのEV走行が可能。それでいて、後席や荷室はX3やGLCを上回る広さを誇るのは見逃せない。

VOLVO XC60 RECHARGE ULTIMATE T6 AWD PLUG-IN HYBRID/タイヤサイズは前255/40R21、後255/40R21だ。

PHEVだけに、バッテリー容量が許せばモーターだけで走行可能で、車両重量2トン超えのXC60を軽々と加速してみせる。一方、基本のハイブリッドモードでも発進はリアのモーターが担当し、ふだんの走行ではモーターのみで事足りてしまう。さらにアクセルペダルを踏み込めばフロントのエンジンが始動し、さらに力強い加速が楽しめる。大トルクを4輪で受け止めるので、急加速時の安定感も抜群だ。エアサスペンションが標準装着されるこのグレードは、乗り心地はマイルドで、走行時の挙動も安定感がある。X3やGLCほどスポーティではないが、ロングドライブを快適にこなす実力を備えている。

LANDROVER RANGEROVER VELAR DYNAMIC HSE D200/エレガントな雰囲気をまとうミドルサイズのレンジローバーは、2017年に新たなレンジローバーファミリーとして登場。ボディ表面の凹凸を極力少なくしたフラッシュサーフェスデザインを採用し、ショーモデルのような佇まいとなっている。

長い歴史に裏打ちされた骨太さを持つヴェラール

50年以上にわたり、ラグジュアリーなSUVブランドとして君臨してきたイギリスのレンジローバー。21世紀に入ってからはダイナミックな走りのレンジローバースポーツや、よりコンパクトなレンジローバーイヴォークを追加。そして、2017年にはミッドサイズのレンジローバーヴェラールを加え、そのラインナップを拡大してきた。

LANDROVER RANGEROVER VELAR DYNAMIC HSE D200/試乗車は最高出力204ps、最大トルク430Nmの2Lディーゼルタターボエンジンを搭載。

今回採り上げるヴェラールも他のレンジローバー同様、とびきりエレガントなデザインに目を奪われる。滑らかな面で構成されるエクステリアは他のSUVとは一線を画すほど上質。インテリアは大型のタッチパネルにより物理スイッチを極力減らしたコックピットや、上質なシートなどにより、上品かつモダン雰囲気に仕上げられており、ラグジュアリーセダン顔負けの心地よさが味わえる。

LANDROVER RANGEROVER VELAR DYNAMIC HSE D200/タイヤサイズは前265/40R22、後265/40R22だ。

X3、GLC、XC60がいずれも4700mm台の全長であるのに対し、このヴェラールは4820mmと少し長く、荷室の奥行きは100cmに迫るほど余裕がある。後席のスペースはライバルとほぼ同等だが、オプションで電動リクライニングが選べるのがうれしい。

BMW X3 xDrive20d M SPORT/デビューからすでに8年が経過しているので、インフォテイメント系に多少の古さは否めないが、適度に物理スイッチが残っていることで操作に安心感がある。後席スペースも十分なニークリアランスを確保している。

パワートレインは2L直4ディーゼルターボ、同ガソリンターボ、さらにガソリンターボと電気モーターを組み合わせたPHEVが用意され、今回はディーゼルのヴェラール ダイナミックHSE D200をチョイスした。最高出力204ps、最大トルク430Nmの2Lディーゼルは、マイルドハイブリッドシステムを搭載することもあって、低回転から余裕あるトルクを発揮し、2100kgとやや重めのボディを軽々と加速して見せる。2000rpm手前あたりからはさらに力強さを増し、4000rpm超までスムーズに吹き上がるのもこのエンジンの魅力である。

MERCEDES-AMG GLC 43 4MATIC/インフォテイメントは現行Cクラスに準じたものとなり、センターコンソールには12.3インチのMBUXスクリーンが備わる。大画面を生かし必要な情報を一同に表示する「ゼロレイヤー」も運転中の視認性向上に一役買っている。

エアサスペンションが標準で備わるこのグレードは、落ち着いた挙動と快適な乗り心地により、見た目どおりの上品さが味わえる。それでいてワンディングロードではロールを抑え、ボディサイズを感じさせない軽快なハンドリングが楽しめるのが、良い意味で期待を裏切ってくれた。エレガントなデザインに包みこまれた骨太の走行性能。このギャップもヴェラールの大きな魅了といえるだろう。

VOLVO XC60 RECHARGE ULTIMATE T6 AWD PLUG-IN HYBRID/クリーンかつ明るい印象のインテリアはスカンジナビアンデザインの真骨頂だ。インフォテイメントにはGoogle社のシステムが採用され、優れた音声検知精度や普段使用しているスマートフォンに近い使い勝手など操作性に優れる。

このように実力派揃いのDセグメントだけに、モデル末期でありながらライバルと互角にわたりあうX3の底力を改めて知ることになった。新型X3の登場でこのセグメントの勢力図がどう塗り替えられるのか、興味津々である。

LANDROVER RANGEROVER VELAR DYNAMIC HSE D200/長年ラグジュアリーなSUVを多くラインナップしてきた同社だけあって、インテリアにもエレガントな雰囲気が漂う。センターコンソールも11.4インチのフローティング式タッチスクリーンに集約され、さっぱりとしたデザインになった。

【UBUKATA’S パーソナルチョイス】
BMW X3/モデル末期とはいえデザイン、走り、運転のしやすさなど、まったく不満を感じないどころか、過度にデジタル化されていないのがむしろ好ましい。価格のうえでもアドバンテージがあり、いまあえて選びたい一台である

【SPECIFICATION】BMW X3 xDrive20d M SPORT
■車両本体価格(税込)=8,400,000円
■全長×全幅×全高=4720×1890×1675mm
■ホイールベース=2865mm
■車両重量=1880kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1995cc
■最高出力=190ps(140kw)/4000rpm
■最大トルク=400Nm(40.8kg-m)/1750-2500rpm
■トランスミッション=8速AT
■サスペンション=前:ストラット、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤサイズ=前後:245/50R19

ラゲッジルーム容量は後席使用時で550.を確保。リアシートは40:20:40の分割可倒式となっており、すべて倒せば1600Lまで拡大。フルフラットに近い状態になるので、アウトドアユースや長尺物などの積載性にも優れる、マルチに使えるSUVだ。

問い合わせ先=BMWジャパン TEL0120-269-437

【SPECIFICATION】MERCEDES-AMG GLC 43 4MATIC
■車両本体価格(税込)=11,700,000円
■全長×全幅×全高=4750×1920×1640mm
■ホイールベース=2890mm
■車両重量=2000kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1991cc
■最高出力=421ps(310kw)/67500rpm
■最大トルク=500Nm(51.0kg-m)/5000rpm
■トランスミッション=9速AT
■サスペンション=前:4リンク、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤサイズ=前:265/45ZR20、後:295/40R20

ラゲッジルームの容量は通常時で620L、リアシートをすべて倒せば最大1680Lまで拡大する。40:20:40の分割可倒式なので、荷物の量や用途に合わせて多彩なアレンジが可能となっている。

問い合わせ先=メルセデス・ベンツ日本 TEL0120-190-610

【SPECIFICATION】VOLVO XC60 RECHARGE ULTIMATE T6 AWD PLUG-IN HYBRID
■全長×全幅×全高=4710×1915×1660mm
■ホイールベース=2865mm
■車両重量=2180kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1968cc
■最高出力=253ps(186kw)/5500rpm
■最大トルク=350Nm(35.7kg-m)/2500-5000rpm
■モーター最高出力=前:52ps/3000-4500rpm、後:107ps/3280-15900rpm
■モーター最大トルク=前:165Nm/0-3000rpm、後:309Nm/0-3280rpm
■トランスミッション=8速AT
■サスペンション=前:Wウイッシュボーン、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:ディスク
■タイヤサイズ=前後:255/40R21
■車両本体価格(税込)=10,190,000円

今回の試乗車の中では唯一のプラグインハイブリッド車だが、バッテリーの搭載によるラゲッジルームへの影響はごく僅かで、通常時でも468Lの容量を確保している。リアシートは60:40の分割可倒式で、他車に比べて多少アレンジ性は劣るが気にならないレベルだ。

問い合わせ先=ボルボ・カー・ジャパン TEL0120-922-662

【SPECIFICATION】LANDROVER RANGEROVER VELAR DYNAMIC HSE D200
■全長×全幅×全高=4820×1930×1685mm
■ホイールベース=2875mm
■車両重量=2080kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1997cc
■最高出力=204ps(150kw)/3750-4000rpm
■最大トルク=430Nm(43.8kg-m)/1750-2500rpm
■トランスミッション=8速AT
■サスペンション=前:Wウイッシュボーン、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:ディスク
■タイヤサイズ=前後:265/40R22
■車両本体価格(税込)=11,550,000円

今回の比較ラインナップの中で全長が一番大きいこともあり、ラゲッジルームの前後長は100cmに迫る。通常時でも容量は673Lを確保し、今回の4台の中で最大となっている。リアシートは40:20:40の分割可倒式だ。

問い合わせ先=ジャガー・ランドローバー・ジャパン TEL0120-18-5568

フォト=郡 大二郎 ルボラン2024年3月号より転載

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2024/06/17 11:30

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