【Top articles】ポルシェオーナーもそうでない方もポルシェ沼の中へ!「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」

開設から約2年経ったポルシェ・エクスペリエンスセンター。ドライビング体験だけではなく、企業研修、祝賀会、パーティなど様々な用途で使用されている。施設でプログラムを体験して、ポルシェワールドの魅力に触れることができた。

懇切丁寧なレクチャーでドライビングスキルは一気に上達

ポルシェジャパン(以下、PJ)は世界で9番目となるポルシェ・エクスペリエンスセンター(以下、PEC)を2021年10月に千葉県木更津市に開設。ポルシェユーザーやファンだけではなく、どなたでも利用できる施設として、すでに多くの方々が足を運んでいる。

この日は「ハンドリングトラック」「ダイナミックエリア」「キックプレート」「ドリフトサークル」「ローフリクション・ハンドリング・トラック」「オフロードエリア」の6つのトラックを自由に体験することができた。

2月下旬、プログラムの体験を一部のメディア関係者にじっくりと行なっていただこうということで、PJが体験会を企画。弊誌も参加する運びとなった。体験メニューの詳細はWEBサイトで公開されているので、細かくは割愛するが、今回は6つのトラックを1時間半に渡り自由に走ることが許された。

私が試乗車としてステアリングを握ったのはカレラ4。助手席にはインストラクターが乗り込み、ドライビングに関するアドバイスや安全確認&状況判断などを行なってくれる。実のところ、試乗時間のほとんどは、施設のメインである全長2.1kmの周回コース「ハンドリングトラック」を走ってしまったのだが、まさにそれはポルシェ沼の始まりであった。

地面に設置された油圧プレートがリアアスクル通過時に左右に動き強制的にスピンを起こさせる「キックプレート」の模様。

ポルシェのパフォーマンスを引き出すのにふさわしい環境を走ることと、マシンのパフォーマンスを適切に引き出すドライビングスキルを発揮すること、この両方を思い通りにできたら……と言えば、その予兆をお分かりいただけるだろうか。特に後者はPECの大きな魅力で、インストラクターが懇切丁寧にアドバイスを与えてくれる。適度なショートトラックだからアドバイスを何度も実践でき、スキルの上達が驚くほど早いのだ。アドバイスのもと、ミリ単位でハンドリングやアクセルワークを調整しながら走り込む。

プログラム前にはブリーフィングが行なわれた。また、トラックのドライビングを体験した後は併設する「レストラン906」でディナーをいただいた。木更津市との連携から、地元の食材をふんだんに使用した料理が振る舞われ、レストランのみの利用も可能。詳細はWEBサイトをチェック。

ある程度(自分の中では完璧に)マシンのポテンシャルを引き出せて、トラックをそれなりに(自分の中ではレーシングドライバー並に)走ることができれば、まんまと沼に両足が浸かっている状態……ということになるわけだ。
PECは“どなたでも利用できる施設”。このキケンは読者全員にお伝えしたい。

https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/

フォト=ポルシェジャパン ルボラン2024年5月号より転載

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