最新の自動車トレンドを見据えた老舗の回答「ノキアンタイヤ・ハッカペリッタ・R5/R5 SUV/R5 EV」【ウィンタータイヤカタログ 2023-2024】

カーメーカーに認められた北欧生まれのスタッドレス

冬となれば積雪や凍結が日常にある極寒の地、フィンランドでノキアンタイヤは生まれた。創業から1世紀を軽く超える歴史を持つほか、約90年前に世界で初めてウインタータイヤを製造開始したという。いわば冬用タイヤの元祖にして老舗中の老舗だ。現在も世界最北のテストコース「イヴァロ」を筆頭とする最新鋭のインフラと孤高の技術力で、ウインタータイヤの理想像を突き詰める。

そんなノキアンタイヤが日本へ導入する最新スタッドレスタイヤが、ハッカペリッタR5ファミリーだ。パッセンジャーカー向けのR5を始め、SUV用、EV用とクルマごとの要求性能を鑑みたチューニングがなされた3銘柄を含めて“ファミリー”とされる。

フィンランドにあるテストコースでは年間2万本以上のテストが実施される。北極圏で培われた技術は数多くの自動車メーカーに認められた。

北欧ばかりかヨーロッパ全体の生活を支え、その評判が世界中へと伝播した銘柄である。主要自動車メーカーからの推奨銘柄に指定される例も数知れず。ボルボやジャガー、ランドローバー、BMWといった老舗に加え、テスラにも認められたのが興味深い。BEVというモビリティの新形態も、ノキアンタイヤあってこそ性能を享受できるとわかる事例だ。

ハッカペリッタR5は14~20インチ、R5 SUVは16~22インチ、R5 EVは18~22インチという豊富なサイズ設定も魅力だ。

氷上や雪上での走破性はもちろん、ドライ、ウェット路面を含むあらゆるシーンでの安心感は抜群だ。SUV用ではサイドウォールの強度を高めつつも溝を深く取り、またEV用はサイレントドライブテクノロジーを盛り込んで静粛性を際立たせるなど、チューニングもきめ細かい。スタッドレスとしては異例なほど転がり抵抗が低く抑えられる部分も見逃せない。

自動車のパッケージングが様変わりする最中で、ノキアンタイヤはスタッドレスとしての最適解を提供し続ける。いつ何時も「安全・安心」を追い求める姿勢こそが、この高性能スタッドレスタイヤを生み出す原動力である。

HAKKAPELIITTA R5 EV/騒音を低減するテクノロジーを採用
騒音を低減するサイレントドライブテクノロジー、航続距離を伸ばす専用トレッドコンパウンド、高トルクに対応する強化型トレッドプロファイルなどEV用らしい技術が網羅される。

HAKKAPELIITTA R5 SUV/高重量・高重心のSUV向けスタッドレス
高重量および高重心になりがちなSUVへ向け、専用高剛性コンパウンド、外部からの衝撃にも強いアラミドサイドウォールなどを導入する。トレッド面の深溝は末長く性能を維持する。

HAKKAPELIITTA R5/直進安定性とコーナリング性能を両立
トレッドの両外側部と中央部では異なるブロックデザインを採用。優れた直進安定性とコーナリング性能を両立させた。配合されるアークティックグリップクリスタルが小さなスパイクのように氷を掴む。

問い合わせ先=阿部商会
Tel.0800-100-4182 https://abeshokai.jp/nokian

リポート=中三川大地  ルボラン2023年12月号より転載

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