拡張現実プロジェクトのテストも開始!? 「アウディ・チャージングハブ」、ミュンヘンに新規オープン

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5番目となるアウディ・チャージングハブが、ミュンヘンに新規オープン。&Chargeとの提携により、顧客から充電体験に関するフィードバックを得て迅速に進化

アウディは、ミュンヘンのオーバーゼントリング地区に「Audi charging hub (アウディ・チャージングハブ)」を新設した。オープニングイベントに出席したブランドアンバサダーのアルペンスキー選手、フェリックス・ノイロイター氏は、この充電サービスに大変満足していると話す。

アウディは、ユーザーが充電ステーションを評価し、一般に公開して、その評価に対して無料の充電などの特典を提供する会社「&Charge」とのコラボレーションも開始した。また、デジタルエコシステムに拡張現実体験を追加するパイロットプロジェクトも、ニュルンベルクのアウディ・チャージングハブでパイロットプロジェクトを開始している。

ニュルンベルク、チューリッヒ、ベルリン、ザルツブルクに続き、ミュンヘンのオーバーゼントリング地区に設置された充電ステーションは、アウディにとって5番目のアウディ・チャージングハブ。ツィールシュタット通りにある新しいアウディ・チャージングハブには、事前に予約可能な4つの急速充電ポイントがあり、最大320kWの出力で充電することができる。

【写真8枚】最大320kWの出力! 事前予約もできる急速充電ポイント 

アウディ・チャージングハブミュンヘン プロジェクトマネージャー バスティアン ゲレツハウザー氏は「5番目のアウディ・チャージングハブにより、私たちは都市部の住宅地の充電における、新たな性能基準を定義しています。各充電ポイントで最大320kWの出力を提供することに加えて、パワーキューブによって安定した充電性能も確保しています。

パワーキューブは、e-tronの開発車両から回収した使用済みバッテリーから構成されており、充電ハブの蓄電ユニットとして、第二の役割が与えられます。このソリューションにより、1.05MWhという驚異的なエネルギー容量を達成しました。理論的には、充電出力を低下させることなく、60台の車両を充電するのに十分なエネルギーに相当します」と説明する。

ブランドアンバサダーも新しい充電施設に大満足
ブランドアンバサダーのフェリックス ノイロイター選手は「アウディが、新しい充電ポイントをこれほど早く設置したことに驚いています。ミュンヘンの新しいアウディ・チャージングハブは、私にとって理想的な場所にあります。myAudiアプリで充電ポイントを予約し、現地に向かい、すぐに充電することができます。この進化は、充電手順が非常に簡単になったことを意味しています」と話した。

この新しい急速充電ハブは、魅力的なショッピング、レストラン、カフェ、スポーツ、レジャー施設が併設された、ミュンヘン南部の居住地域に位置しています。ゲレツハウザー氏はさらに「このアウディ・チャージングハブは、すべての自動車ブランドのユーザーに開放されています」と加えた。

その中でもアウディのドライバーには、充電割引価格の特権がある。契約に応じて、アウディドライバーの充電料金は、kWhあたり0.35ユーロから。myAudiアプリを介してスマートフォンで4つの充電ポイントのうち1つを事前に予約することができる。他の自動車ブランドのユーザーが利用する場合の料金は、kWhあたり0.50ユーロで、クレジットカード、Apple Pay、Google Payのいずれかで支払うことが可能だ。

アウディは顧客からのフィードバックから充電体験を向上させる
すべてのメーカーの電気自動車を所有するドライバーは、将来、アウディおよび&Chargeとの提携の恩恵を受けることができるようになる。すべてのアウディ・チャージングハブにおけるイベントの一環として、フィードバックを積極的に発信したドライバーには、free kilometersと呼ばれる特典が与えられる。アウディ・チャージングハブのユーザーには、充電ステーションの使いやすさ、清潔さ、全体的な印象を評価してもらう。

その目標は、最高の充電体験を提供するために、迅速に改善することだ。&Chargeアプリは、Apple App StoreおよびGoogle Playストアから無料で入手できる。これにより、ユーザーは充電プロバイダーに関係なく、ドイツ全土のすべての充電ステーションを評価できるようになる。

ニュルンベルクでのパイロットプロジェクト:アウディ・チャージングハブアプリでの拡張現実体験
アウディは、独自のデジタル体験を強化し続けている。アウディはボーダフォンと協力して、ニュルンベルクのアウディ・チャージングハブで、新しい拡張現実アプリをテスト。アウディ・チャージングハブイノベーティブサービス プロジェクトマネージャー マクシミリアン オベラシャー氏は、次のように説明する。

「スマートフォンを使用して、ニュルンベルクのアウディ・チャージングハブを検索すると、5つの異なる興味深い情報を得ることができます。ここでは、デジタル要素を現実世界に統合することで、ユーザーに驚きの瞬間を提供します。

たとえばアプリには仮想のAudi e-tron GT quattroが表示され、接続されたアウディ・チャージングハブのセカンドライフバッテリーが、どのように充電に使用されるのかを説明します」。ユーザーは、充電中に無料で使用できる幅広いデジタルメディアを楽しむこともできる。

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