CクラスとEクラスのクーペがひとつになった!メルセデス・ベンツの新型クーペ「CLE」のプロトタイプに同乗試乗!

全ての画像を見る

エレガント&スポーティなハイエンドスポーツクーペ

メルセデス・ベンツのCクラスとEクラスそれぞれにラインナップされていた2ドアクーペが統合され、「CLE」として新たに登場する。わずかな時間ではあったが、幸運にもプロトタイプの同乗試乗が許された。その取材で得られた第一印象をお届けしよう。

【画像6枚】ひと足お先にCLEの出来栄えをチェック!

このCLEの公開に先立って、プロトタイプの試乗をするチャンスが与えられた。ボディ前後にカムフラージュが施された試乗車には3L直列6気筒エンジンが搭載されており、この時点ではモデル名はまだ正式に発表されていなかったが、トップモデルのCLE 450で最高出力は381psと最大トルク500Nmを発生するモデルであった。

フロントおよびリアには厳重なカムフラージュが施されているが、2本のパワードームを持つボンネットを持つことは確認できた。

メルセデス・ベンツはこれまでCクラスとEクラスに2ドアクーペをそれぞれラインナップさせていたが、この2機種が整理統合されCLEとなった。MRA-Ⅱ(第二世代のメルセデス後輪駆動アーキテクチャー)に構築されるボディのサイズは全長4.85m、全幅1.86m、高さ1.43m、ホイールベース2.87m、そしてトランク容量は420LでちょうどCクラスとEクラスの中間に収まっていることとなる。

これまでの両モデルに似たクラシカルな2ドアクーペのプロポーションを持つが、前のめりのフロントは、いわゆるシャークノーズを形成している。

エスコートしてくれたのは担当エンジニアのクリストフ・キューナー氏で開発コンセプトは「スポーティエグゼクティブ」と説明する。確かに低いルーフのボディはSUVに慣れてしまった今では乗り込むのに一層低く身体を折り曲げなければならない。

さらに新たに専用開発されたスポーツタイプのシートクッションは固めで、身体をピッタリと支えてくれるが、着座位置は明らかにCやEクラスよりも低い。しかしオプションのパノラミックルーフのお陰でキャビンは明るく広々しているが、リアシートは明らかに子供向けだ。

4WD、4WS、さらにアダプティブシャシーコントロールも
スロットルを踏み込むと直ぐに力強いダッシュ力で背中を押される。テスト車には4WD、4WSに加えてアダプティブシャシーコントロールも装備され、ハイエンドスポーツクーペに相応しいエレガントでスポーティな挙動をみせてくれた。

ヨーロッパにおけるCLEクーペの発売は11月予定で、オープントップのカブリオレは来春になることが予想される。搭載予定のパワーユニットは2L 4気筒から6気筒まで、出力は211psからトップモデルCLE 450の381psが用意される。もちろん48VのMHEVが搭載され、トランスミッションはすべて9Gオートマチック、4WD、そして4WSも用意されるはずである。

価格はまだ発表されていないがドイツでの価格はエントリーモデルのCLE 200が19%の付加価値税込みでおよそ6万ユーロ(約935万円)と予想されている。

久しぶりのICE搭載のニューモデルはどこか新鮮で楽しく、間もなく開催される量産タイプでの試乗が楽しみである。

レポート=キムラ・オフィス フォト=メルセデス・ベンツ・グループAG

■関連記事

2023/08/16 11:30

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

関連中古車物件情報

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!