排出ガスと消費電力をコントロールしつつドライビングプレジャーを実現、電動モビリティをより身近なものにする一台
シトロエンは、「C5エアクロス」に新しいハイブリッド48Vテクノロジーを導入することで、電動モビリティをより身近なものにするためのさらなる一歩を踏み出す。この革新的な新しいハイブリッド技術は、136ps(100kW)の新世代PureTechガソリンエンジン、新しい電動デュアルクラッチギアボックスë-DCS6、21kWの電気モーター、48Vバッテリーを組み合わせ、走行中に自動的に充電するものだ。
排出ガスと消費電力をコントロールしながらドライビングプレジャーを実現するというこの新しい提案は、ドライビングプレジャーと車内での快適性を高める。加速のレスポンスもよく、電動モードのメリットも享受できるうえ、燃料消費量とCO2排出量は非電化のガソリンエンジンと比べて最大15%削減される。
充電の必要がないため、電気自動車はシームレスでスムーズな走行が可能となる。走行モードとエネルギー回収は自動的に管理されるため、市街地走行の最大50%は100%電気自動車とゼロ・エミッション・モードで走行することができる。「C5エアクロス ハイブリッド136」は、まもなく注文可能となり、2023年第2四半期に小売店ネットワークに到着する予定だという。
【写真14枚】まるで未来の乗りもの! 「C5エアクロス ハイブリッド136」
「C5エアクロス ハイブリッド136」は、コンパクトで軽量なHybrid 48Vテクノロジーをベースに、走行中に充電する48Vバッテリー、この新しいハイブリッドシステムに適応するよう特別に設計された136馬力のPureTechガソリンエンジン、そして21kWの電気モーターを備えた新しいë-DCS6ギアボックスで構成されている。
シンプルで流れるように使えるこのハイブリッド技術は、汎用性の高いC5エアクロスに完璧にマッチ。C5エアクロスのハイブリッド136は、WLTPサイクルによるCO2排出量がわずか129g/kmで、電気自動車ではないガソリン車と比較してCO2排出量が15%少なくなっている。
また、同等のエンジンを搭載したディーゼル車に近い価格設定となっており、さらにディーゼル車よりもCO2排出量を12%近く削減することができる。また、ハイブリッド136は、ドライビングプレジャーの向上や低排出ガスゾーンでの走行が可能になるなど、電動モビリティのメリットをすべて備えているという。ハイブリッド136は、そのユニークなデザインと姿勢、快適性、車内でのモジュール性によって、このセグメントの他の車とは一線を画すSUVであるC5エアクロスに特に魅力的だ。
新しい48V HYBRIDテクノロジーの詳細
この48Vハイブリッド技術により、電気自動車との混走や100%電気自動車での走行が最適化され、より快適なドライビング、消費電力の削減、CO2排出量の削減が可能になった。この軽量でコンパクトなハイブリッド技術は、以下のものをベースにしている。
ハイブリッド用に特別に開発された新世代1.2 PureTechガソリンエンジンは、最高出力136ps(100kW)/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpmを発生。可変ジオメトリーターボチャージャーとタイミングチェーンの選択により、その性能と堅牢性に寄与している。Euro6.4規格に準拠し、ミラーサイクルで動作するこのエンジンは、熱効率を向上させる。
永久磁石式同期電動モーターは、ピークパワー21kW(28ps)、トルク55Nmを発生。C5エアクロスの低トルク走行、低速走行、操縦、減速時に100%電気駆動を可能にし、発進時にはガソリンエンジンをアシスト。減速時には、発電機としてバッテリーを充電し、同時にブレーキの消耗を抑える。
ハイブリッドシステム用に特別に設計された、トルクブレークのない6速デュアルクラッチギアボックス「ë-DCS6」も新たに電動化された。ギアチェンジが短くなり、より快適なドライブを実現するという。電気モーター、インバーター、ECUを一体化し、エンジンボンネット内のスペースを最適化している。432Whの48Vリチウムイオンバッテリーを左フロントシートの下に設置するため、トランクルームや室内スペースに影響を与えることもないという。
C5 エアクロス ハイブリッド 136 DCS6: 電動モビリティへの容易なアクセス
シトロエンは、この新しいハイブリッドエンジンによって、コストを抑えながら、電気自動車ならではの快適性を提供し、燃料を節約してCO2排出量を削減する、新しい電動化の選択肢を提供。C5エアクロス ハイブリッド136は、市街地、穏やかなタッチの道路、または操縦中に電気モードで走行することが可能だ。
市街地では、このハイブリッドバージョンは、最大で50%の移動を100%電気モードで行うことができ、ゼロエミッションで、振動もない。純粋な電気駆動の利点により、街中や路上での毎日の移動で車内の快適性が向上するはずだ。