欧州生まれのアベンジャーは外見はコンパクトなのに内部は信じられないほど広々で、オフロードとシティライフの両方に最適！

フルエレクトリックの「ジープ アベンジャー」が欧州の道路にデビューした。欧州のジープブランド責任者であるEric Laforge氏は、次のように述べている。「アベンジャーはコンパクトで頑丈で、最先端の技術とスペース、快適性、そして楽しさを提供する”クール”なクルマをお探しの方に最適な選択肢です。通勤はもちろん、バケーション、ショッピング、トレイル、クラブ、シェアリングにも最適で、アベンジャーがあれば何でもできるし、どこへでも行けるのです」

ジープ アベンジャーの欧州導入は、ジープブランドの電動化の次の段階であるBEVの波の始まりであり、2025年までに4台の完全電気自動車が市場に投入される予定だ。2030年末には、ジープブランドの欧州での販売は100%純粋な電気自動車となる。こうしてジープは、ステランティスのネット・ゼロ・カーボン目標をサポートしていく。

顧客やメディアから高く評価された成功の旅
2022年の「パリ・モーターショー」で発表されたジープ アベンジャーは、すでに顧客と業界の専門家の両方から絶賛されている。欧州で最初の車両が顧客に納車される前から、新型の完全電気自動車ジープ アベンジャーは、2023年の「カー・オブ・ザ・イヤー」や2023年の「ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー (WWCOTY)」賞のベストファミリーSUVなどに選ばれ、メディアの評価を集めている。

審査員は安全性、品質、価格、デザイン、運転のしやすさ、メリット、環境フットプリントなどの側面を考慮して投票することにしている。アベンジャーはその大胆なデザイン、優れたオフロード性能、そして「お客様が喜ぶ未来へのコミットメント」で際立っていた。2022年12月1日(木)のファーストエディション、2023年1月11日(水)のフルラインアップの受注開始以来、2万台が販売され、顧客の関心を集めている。

【写真枚】大胆なデザインと優れたオフロード性能ですでに大好評な新型アベンジャー 

欧州のお客様のニーズに合わせて開発
開発の初めの段階からジープ車として設計・生産されたアベンジャーは、ジープのDNAをコンパクトSUVに詰め込み、能力、スタイル、機能性、テクノロジーを独自に融合させた。アベンジャーは完全にヨーロッパで製造され、以下のような特徴を持つ、ヨーロッパの顧客ニーズに完全に合うように設計されている。

機能的なデザイン：アベンジャーは、360°の保護と完全な動きの自由を提供するように設計されている。360°の衝撃から身を守るプロテクトライトとカラーモールドスキッドプレートにより、都市部でもオフロードでも理想的な旅の友となる。
コンパクトなサイズ：4.08メートルとジープの中で最もコンパクトで、5人が荷物とともに快適に乗ることが可能。
広々とした多目的なインテリア：ジープ アベンジャーのインテリアは、「デザイン・トゥ・ファンクション」の前提を引き継ぎ、日常的なものを収納できるスペースを多く備える。キャリーバッグ1個分に相当する34リットルの室内収納を備え、幅1mの正方形のトランクも広々としており、非常に多用途に使用可能。中央のトンネルは、仕切り板を移動したり取り外したりすることで、複数の収納ポケットに整理することができる。フレキシブルカップホルダーディバイダーや折りたたみ式マグネットカバーなど、独自のソリューションにより、機内持ち込み手荷物の全容を収納することが可能。
サステイナブルなパワートレイン：アベンジャーは、ゼロエミッションと100％の冒険と情熱を提供します。電気航続距離はWLTPで最大400km、市街地で最大550kmで、本当にどこへでも行くことができる。標準装備の急速充電モードでは、30km(1日の平均必要走行距離)を3分で充電し、20～80％を24分で充電することが可能。
最先端のテクノロジー：全地形・全天候型の性能は、楽しさと安全性につながるもので、アベンジャーはこの2つの点でB-UVセグメントをリード。電気自動車バージョンでは、レベル2の運転自律性を提供する一連の安全およびADAS機能が含まれる。
フル・コネクテッド：”常につながっている”顧客のために作られた新型ジープ・アベンジャーは、優れたデジタル車載体験を保証。10.25インチのラジオスクリーンUconnect Infotainmentと、2つのバリエーション(7インチと10.25インチ)から選べるフルデジタルクラスターを標準装備。

最前線の能力
凝縮された自由」を純粋に表現したアベンジャーは、ジープのトレードマークであるパフォーマンスをコンパクトなフォルムで提供し、あらゆる大気条件下での安心を保証。俊敏で反応が良く、運転するのが楽しいこのクルマは、瞬時のトルクによってダイナミックなパフォーマンスを提供し、その静粛性でも際立っている。

新型アベンジャーは、ジープ初の前輪駆動車としてセレックテレインとヒルディセントコントロールを標準装備しており、200mmの地上高、20度のアプローチアングル、32度のデパーチャーアングルとともに、このセグメントでは予想外のオフロード性能を持つ車両となっており、たとえば急な駐車場を上るときなど、都市生活においても最大の保護性能を確保できる。また、フロントとリアのオーバーハングを最小化し、30mm短く同じエネルギー吸収性能を持つ、まったく新しいクラッシュボックスを設計。

車高を高くしてクリアランスを最大化し、最も低い位置はエンジンシールドで、サスペンションレベルで209mm、バッテリープレートレベルで223mmまでとなった。アベンジャーのフルフラットなアンダーボディは、バッテリーやエンジンをダメージから守ると同時に、空力効率を向上させるために設計されていることに注目したい。

しかし、アベンジャーはジープの「デュアルソウル」を完璧に体現しており、オフロードだけでなくオンロードでも十分な性能を発揮。実際、最高の「オンロード性能」を実現するために、コンパクトなサイズと俊敏性により、わずか10.5メートルの回転半径を実現し、歴史ある市街地の路地でも、曲がりくねったオフロードの道でも、理想的な走行が可能だ。

さらに、アベンジャーは最高の乗り心地と卓越したハンドリングを兼ね備えています。例えば、サスペンションのチューニングでは、減衰力を20％向上させた。これにより、縦方向の加速度を20％、ボディロールを12％、ピッチ加速度を18％低減し、オフロードでの使用はもちろん、一般道での段差の解消など、常に快適な乗り心地を実現している。

新開発の電動パワートレイン
アベンジャーは、WLTPサイクルで100kmあたり15.4kWhというクラストップレベルのエネルギー消費量を実現。この結果は、新しい推進システムの極めて高い効率性だけでなく、わずか1,500kgという車両の極端な軽さによって実現された。これは、車両がコンパクトであることに加え、重量効率が極めて高いことに起因している。

自律走行範囲を広げるために、アベンジャーの各特定要素は、最大限の性能と効率を達成するために開発された。出発点は、軽量で効率的なeCMP2電動プラットフォームで、これに600個の部品が改良されている。新開発の電気モーターは航続距離を5％向上させ、新開発のバッテリーはさらに12％の効果をもたらし、空力、ギア比、タイヤを工夫することでさらに5％の効果が得られた。また、ヒートポンプは、極端な暑さや寒さの条件下で航続距離を最大10%伸ばすことに貢献している。

アベンジャーの電気推進力のもう一つの重要な要素は、充電システム。標準装備の車載充電器は、直流で100kW(急速充電モードでは24分で20～80％の充電に対応)、交流で11kW(公共ステーションに接続した場合は5時間30分で0～100％の充電に対応)を供給する。高い出力とトルク、そして特殊なEパワートレインのキャリブレーションにより、アベンジャーはコンパクトなプラットフォームで、ロードでもオフロードでも妥協のない運転の楽しさを提供することができる。このシステムは、冬道ではマイナス30度まで、真夏ではプラス40度までという過酷な天候に耐えられるように開発・テストされている。

メディア向けの試乗会を皮切りに、フルエレクトリックのジープ アベンジャーとともに、「Free2move eSolutions」とその充電ソリューションが紹介された。

まず「eProWallbox」は、自宅のガレージで車を充電する必要がある人、車両管理者、公共または民間の駐車場の責任者など、あらゆる顧客のさまざまなニーズを満たすことができる充電装置の完全なファミリーである。eProWallboxは、機能面でもコスト面でも、高い柔軟性を備えている。7.4kWから22kWまでのモジュール式の出力範囲を持ち、アクセスコントロールにより、スマートフォンから直接、充電の遠隔管理が可能(有効な場合のみ)。

Free2move eSolutionsは最大限の自由を享受し、外出先で新型ジープ アベンジャーを充電するために、eMobilityの第一歩を踏み出す方と「家の外」で電動モビリティをより頻繁に利用する必要がある方の両方のニーズを満たすよう設計されたアプリ、eSolutions Chargingを提供される。eSolutions Chargingは、世界29カ国、約45万カ所の充電ポイントをカバーすることができる。

シンプルで充実したラインナップと価格
アベンジャーでは、エントリーレベルから4つのトリムレンジで特徴的な機能を標準装備し、能力、安全性、接続性を標準化し、それぞれのミッションに応じてトリムを区別している。新しい冒険者であるアベンジャーは、10.25インチのインフォテイメントディスプレイを搭載し、「Iphoneのような」体験を提供します。また、Selec TerrainとHill Descent Controlを搭載し、全天候型のドライビングを可能にした。

さらに、自律型緊急ブレーキ、交通標識認識、レーンキープアシストといった新世代の安全システムも統合された。Longitudeは、能力のクールな側面を体現し、16インチアルミホイール、リアパーキングセンサーなど、よりスタイリッシュでより便利な機能を提供する。