100%ガソリン車と100%EVで復活!マセラティ、新型「グラントゥーリズモ」を発表!

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100%イタリア製のラグジュアリー・パフォーマンス

マセラティは新型「GranTurismo(グラントゥーリズモ)」を発表した。新たなグラントゥーリズモ・クーペは内燃機関モデルと100%電動モデルの両方をラインナップ、どちらもスポーツカー特有の高いパフォーマンスと、長距離走行に適した快適性を兼ね備えているという。マセラティ・イノベーション・ラボで開発され、トリノ・ミラフィオーリの製造拠点で生産されるグラントゥーリズモは、100%イタリア製。マセラティ全モデル共通のコンセプト「イタリアン・ラグジュアリー・パフォーマンス」を象徴しているとしている。

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新型グラントゥーリズモのデザインは、虚飾を廃し、美しさと機能性の理想的なバランスを表現したものとのこと。ノーズの長いプロポーションは、マセラティの全モデルに共通するもの。ルーフラインはダイナミックに下がり、アイコンであるトライデント(三叉槍)のロゴを配したピラーが強調されている。

2種類のV6ツインターボ・モデルと100%EVの3種を用意

エンジンは、「ネットゥーノ」と呼ばれる2種類のV6ユニットを用意。「モデナ(Modena)」には最高出力490psの3L V6ツインターボ、「トロフェオ(Trofeo)」には、これをベースに出力550psまで高めたハイパフォーマンスバージョンが搭載される。

「Folgore(フォルゴーレ)」は、100%電気自動車用バッテリーを使用したパワートレインを採用するモデルだ。フォーミュラEで培われた最先端の800ボルト技術をベースに、300kWの強力な永久磁石モーターを 3 基搭載。バッテリーは公称容量92.5kWh、放電容量560kWで、これにより連続的に約760psをタイヤに伝達することができるという。「Tボーン」と呼ばれるバッテリーパックの形状は、バッテリーモジュールをシート下に配置せず、主にセンタートンネル周辺に移動させたもので、これにより車高は1353mmに抑えられている。これは同社の「ゼロ・コンプロマイズ(一切妥協しない)」アプローチの一環であるとのこと。

技術的な構造面では、アルミニウムやマグネシウムなどの軽量素材と、高性能スチールの両方を使用。これには新しい製造プロセスが必要とされたとのことだが、その結果クラス最高の重量レベルが実現できたという。

EVにもマセラティならではのエンジン音を!

インテリアには、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)のマルチメディアシステム、最新のインフォテインメント、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォート・ディスプレイ、デジタルクロック、ヘッドアップ・ディスプレイ(オプション設定)などを装備。

また、電動モデルにおいても、マセラティの象徴的なエンジン音による「360°のサウンド体験」が保証されているという。これは、ソナス・ファベールによって設計・製造されたオーディオシステムによるもの。2段階のカスタマイズが可能で、最大19個のスピーカーと最大1,195Wの出力により、奥行きと丸みのあるサウンドが実現されたとのこと。

グラントゥーリズモには、75周年記念限定シリーズ「PrimaSerie 75th Anniversary Launch Edition(プリマセリエ 75th アニバーサリー ローンチエディション)」も用意されているということだ。

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