ピュアスポーツ性能が光る新型「シビックタイプR」は、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えた一台に
ホンダは7月21日、今年9月に日本で発売予定の新型「CIVIC TYPE R (シビック タイプアール)」を世界初公開した。オンラインで実施したワールドプレミアでは、新型シビックタイプRのエクステリア・インテリアデザインをお披露目するとともに、ダイナミクス性能の進化点を公表した。
◆新型シビックタイプR概要
・グランドコンセプト「Ultimate SPORT 2.0」
先代シビックタイプRのコンセプトである「Ultimate SPORT」をさらに進化させ、速さと走る喜びを極めたピュアスポーツ性能を追求。スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」の両立を、タイプRの提供価値としているという。
【写真21枚】洗練されたデザイン、なのにさらなる空力進化を図った一台
・デザイン
好評を博しているシビックをベースに、タイプRとして走行性能を高めるため、さらにローアンドワイドなパッケージを追求。また、広い水平視野角を持った視界を持たせることで、高い車速域においてもドライバーに情報がダイレクトに伝わることを目指している。
エクステリアデザインは、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインを目指した。ボディーと一体となったワイドフェンダーはサイドパネルから美しく流れるような造形とするとともに、フロントからリアに抜ける一連の空気の流れをコントロールすることで空力性能を向上させている。エクステリアカラーには、タイプRの象徴的なカラーであるチャンピオンシップホワイトに加え、新色としてソニックグレー・パールを追加。
インテリアデザインは、ドアを開けた瞬間に気持ちが高ぶるような赤いシートとフロアカーペットを採用するとともに、インテリアパネル周りは、運転に集中できるようノイズレスなブラック基調としている。フロントシートは、サーキットでの限界走行時においても安心して身体を委ねられるよう多面体の3D形状で身体をサポートするとともに、摩擦係数の高いスエード調の表皮を採用することでコーナリングや急な加減速時などの高G状態での身体の滑りを低減。
メーターのデザインには、通常の表示に加え+Rモードの専用デザインを設定。サーキット走行などにおいて、ドライバーが必要な情報をいかに瞬間認知できるかを重視し、上部にはエンジン回転数やレブインジケーター、ギアポジションなどを配置し、下部をマルチインフォメーションディスプレーとすることで車両情報を任意に表示できるようにした。また、レブインジケーターは、注視しなくても感覚的に認識できる点灯式を採用し、瞬間的に情報を視認でき、気持ちが高ぶるデザインとした。
・ダイナミクス
圧倒的な速さを追求するとともに、運転時におけるあらゆるフィーリングを磨き上げ、FF最速を目指す“Fastest (ファステスト)”、痛快なドライビングフィールで運転することに夢中になる“Addicted Feel (アディクテッド フィール)”、高速安定性と信頼感に満ちた“Secure Feel (セキュア フィール)”、をダイナミクスにおける狙いとしている。
<Fastest>
これまでのタイプRを上回るパフォーマンスを目指し、タイプR専用の2.0L VTEC TURBOエンジンを磨き上げ、より高出力・高レスポンスの実現を極限まで追求。
<Addicted Feel>
速さを追求するだけでなく運転することに夢中になれるよう、思い通りに操ることを目指したハンドリングや、足裏に吸いつくようなスロットルワークによるドライバビリティーを磨き上げるとともに、6速MTの操作感とレブマッチシステムを進化させることで痛快なドライビングフィールを追求。
<Secure Feel>
洗練されたデザインとしたうえでさらなる空力進化を図り、前後バランス良いダウンフォースの発生と、空気抵抗の低減を両立させた。さらに軽量かつ高剛性のボディーにより、高速走行時における高い安定性を実現。また、リアルタイムにクルマの機械的な運動情報や自分自身の運転操作による車両の挙動などを知ることのできる「ホンダ ログアール (Honda LogR)」を活用することで、ドライビングスキルの向上や走行映像のシェアなど、ドライバーとクルマがひとつになったドライビングプレジャーをドライバーに提供する。
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