まるで近未来車両! 米ジンガー×伊アルカンターラ、デザインチームのタッグで完成した究極の一台
ハイパーカーブランド「ジンガー (Czinger)」とマテリアルブランド「アルカンターラ [ALCANTARA。(R)]」は、2022年6月23日(木)~26日(日)の期間、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード (Goodwood Festival of Speed)にて、ALCANTARA(R)でカスタマイズした内装を備えたパイオニアモデル「21C」を初披露した。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、英国のウェスト・サセックス州にあるリッチモンド公爵夫妻とゴードン公爵夫人の歴史的な邸宅の敷地内で毎年開催されるモータースポーツの祭典。また、ジンガーは、米カリフォルニア州ロサンゼルスが拠点に2019年に創業された、ハイブリッドスポーツカーメーカーだ。さらに、アルカンターラは、メイド・イン・イタリーの最高品質を誇る「イガント」が製造・販売する商標登録された、スエード調人造皮革素材。このイガントは1972年、日本の「東レ」とイタリアの「Eni」の合弁で設立されている。
アルカンターラとジンガーのデザインチームが協業し、アルカンターラの軽量性と技術を幅広く活用した画期的で高度なインテリアのカスタマイズを「21C」仕様に開発したこのシートの仕様は、特殊な熱と圧力を組み合わせたアルカンターラ独自のエンボス加工によって六角形模様が浮き上がるような3D仕様になっているほか、公道仕様のモデルではライトベージュやオフホワイトのマテリアルに手縫いやパイピングラインなどの様々な加工も施された。
このユニークなコラボレーションを記念して、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードと両ブランドのロゴを描いた、アルカンターラ製バッグも特別に制作されたという。
今回のパートナーシップは、サステナビリティへの取り組みやスタイル、そしてイノベーションを事業の中心に据えているジンガー・ビークル社とアルカンターラ社の双方にとって大変意義深いものとなったという。
アルカンターラ社は2009年、最も審査が厳しい国際認証機関の一つであり、欧州最大の第三者認証機関であるドイツ・ミュンヘンの「テュフズード (TÜV SÜD)」からカーボン・ニュートラル認証を取得しており、サステナビリティへの真剣な取り組みと透明性を、最も重要な資産の一つに位置付けている。
「21C」に使用されている部品は、材料の製造からそれぞれの目的に合わせて徹底的な設計がなされている。部品は必要性能を満たしながらも大幅な質量削減を達成し、再成形や再印刷が可能な、循環型マテリアルフローの基盤となっているという。これにより、自然との調和を図りながら、長期間の使用に耐えるサステナブルな生産システムを実現している。
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