最後の内燃機関搭載モデルとなるか?
ポルシェは現在、ミッドシップオープン『718ボクスター スパイダー』に設定されるハイパフォーマンスモデル、『718ボクスタースパイダーRS』を開発中と見られるが、その最新プロトタイプにカメラが大接近した。
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捉えたプロトタイプは、718スパイダーと比較して運転席と助手席のウィンドウの後部に追加のエアインテークを配置、ミッドマウントエンジンをより冷却するためだろう。
後部では、リアディフューザーとエキゾーストシステムが『ケイマンGT4RS』から継承されているように見えるほか、ホイールとブレーキはスパイダーのものより大きく、ワイドで軽量化されている可能性もありそうだ。リアウィングを装備していないのが物足りないが、最終プロダクションモデルには期待できるかも知れない。
その心臓部には、149,100ドル(現在のレートで約1千900万円)と高価な『718ケイマンGT4 RS』から4.0L水平対抗6気筒NAエンジンを流用。最高出力は500ps、最大トルク448Nmを発揮、ボクサーエンジンは7速PDKトランスミッションと組み合わされ、リアデフを介して後輪に動力を送る。
スパイダーのレッドゾーンが8000rpmであるのに対し、スパイダーRSでは9000rpmまで引き上げられ、0-100km/h加速は3.9秒から3.2秒へ、最高速度は301km/hから315km/hへと向上する。
NACAダクト、フロントフェンダーベント、および巨大なリアウィングを持たないため、718ケイマンGT4 RSほどアグレッシブではなく、サーキットに焦点を当てたモデルではないようだ。
スパイダーRSのワールドプレミアは2024年モデルとして2023年内に行われると予想、718ボクスタースパイダーRSは、ボクスター最後の内燃機関搭載モデルとなるだろう。次世代型はフルエレクトリックモデル(EV)として2025年に登場予定となっている。
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