これが21世紀のカウンタックだ! ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4の実車が日本初公開

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カウンタックのデザインを21世紀流に再解釈

会場にはカウンタックLPI800-4の日本向けデリバリーの実車と、カウンタック5000クワトロバルボーレが展示された。

6月21日、ランボルギーニは同社の歴史的名車である「カウンタック」の50周年を記念した「カウンタックLPI800-4」の日本初お披露目が行われた。

カウンタックLPI800-4は2021年8月13日にアメリカ「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」にてデビュー。ランボルギーニ・カウンタックのもつデザインを再解釈・再構築した上で、さらに同社を語る上で欠かせないV型12気筒エンジンを組み合わせた新時代のスーパースポーツカーだ。

会場には日本向けにデリバリーされたLPI800-4の実車の他、”先代”であるカウンタック5000QV(クワトロバルボーレ)が展示された。こうして並べてみるとデザインの一貫性というか、LPI800-4がカウンタックファミリーであることがよくわかる。

ランボルギーニのヘッドデザインであるミッチャ・ボルカート氏は当日行われたオンラインインタビューにて「ランボルギーニのデザインは常に未来的であり、このLPI800-4はカウンタックの50周年を祝して制作された21世紀流のカウンタックだ。特にこだわったのはリアショルダー・フェンダーの筋肉質なラインと、スペースシップラインと私たちは呼んでいるクルマの中央を貫く一本のライン。この特徴的なデザインでどこにいてもすぐにカウンタックとわかるデザインに仕上がっていると思う」とコメントしていた。

LPI800-4には6.5LのV12自然吸気エンジンがミッドシップに縦置きされるほか、シアンなどで採用されたハイブリッドシステムも備える。出力はエンジンが780hp、電動モーターが34hpで合計814hpを発揮し、フルタイム4WDトランスミッションを通じて路面へと伝えられる。0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/hは8.6秒、最高速度は355km/hというランボルギーニ最高クラスのハイパフォーマンスを誇っている。

さらにモノコックシャシーとボディパネルは全てカーボンファイバー製で軽量化とねじれ剛性の強化に役立っているという。乾燥重量はわずか1595kg、パワーウエイトレシオは1.95kg/hpとなっている。

LPI800-4は全世界で112台限定で販売(現在は完売)。これは初代カウンタックの開発時に使用された社内プロジェクト名の「LP112」に因んでおり、既に世界各地でデリバリーが始まっているという。

初代に敬意を表したデザインと伝統のV12エンジン、そして新時代の技術が融合されたLPI800-4は、自動車業界が100年に一度と言われる変革期を迎えている今、まさにランボルギーニの集大成と言えるモデルと言えるだろう。願わくばこのクルマが実際に路上で走っている姿を見てみたいものだ。

【Specification】ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4
■全長×全幅×全高=4870×2099×1139mm
■ホイールベース=2700mm
■車両重量=1595kg
■エンジン種類/排気量=V12DOHC48V+モーター/6498cc
■最高出力=780hp(574kW)/8500rpm
■最大トルク=720Nm/6750rpm
■モーター最高出力=34hp
■モーター最大トルク=35Nm
■トランスミッション=7速ISR
■燃料タンク容量=70L(プレミアム)
■サスペンション(F&R)=Wウイッシュボーン
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
■タイヤサイズ(F:R)=255/30ZR20:355/25ZR21
■最高速度=355km/h

ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4公式サイト

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