2色のボディカラーを用意

来年2023年、「シボレー・コルベット」は誕生から70周年を迎える。現行車としては最も長い歴史のネーミングとなる「コルベット」は8世代にわたり、カルチャー・アイコンであり続けてきた。この節目となる年を記念して、2023年型「シボレー・コルベット・スティングレイ（日本国内での呼称はシボレー・コルベット）」と「シボレー・コルベット Z06」をベースとした、特別仕様車「70th Anniversary Edition」が登場する予定だ。

この「70th Anniversary Edition」は、新色のホワイトパールメタリックトゥリコートとカーボンフラッシュメタリックの2色の限定エクステリアカラーから選ぶことが可能。オプションのストライプは、前者にはサテングレー、後者にはサテンブラックとなる。さらに記念のセンターキャップを装着した専用ホイールを採用、ホイールデザインは「スティングレイ」と「Z06」で異なるが、ダークフィニッシュとエッジレッドのストライプは両モデル共通だ。コックピットには、ツートンカラーのセラミックレザーGT2シートまたはコンペティションスポーツシート、随所に施されたレッドステッチ、レッドカラーのシートベルト、スエードマイクロファイバー製のシートインサートとステアリングホイールが備わる。その他の特徴は以下の通り。

・「70th Anniversary Edition」のエクステリアバッジ
・エッジレッド仕上げのブレーキキャリパー
・シート、ステアリングホイール、シルプレートに「70th Anniversary Edition」ロゴ
・リアバンパープロテクターとトランクカバー
・レッドステッチと「70th Anniversary Edition」のロゴ入りカスタムラゲッジセット
・エッジレッドのエンジンカバー（スティングレイのみ）

この「70th Anniversary Edition」パッケージは、今年後半に生産が開始される2023年型「コルベット スティングレイ 3LT」と「Z06 3LZ」をベースに発売される予定だ（残念ながら日本国内での発売予定はなし）。シボレーのマーケティング担当副社長のスティーブ・マジョロスは、「シボレーではコルベットへの情熱が深く根付いており、アメリカを象徴するスポーツカーが8世代目で達成した高揚感や販売面での大成功からも、この記念すべき年はとりわけ特別なものになります。70年を経た現在でも、コルベットは人々の心を躍らせ、子供たちにオープンロードへの夢を与えているのです」と述べている。

アメリカンスーパーカーが米軍の家族を支援

ミッドシップエンジンの「コルベット Z06」初の量産モデルは「70th Anniversary Edition」モデルとなる予定だが、この特別仕様車の量産第1号車（VIN 001）は、1月29日にスコッツデールで開催されたバレットジャクソン・オークションにかけられ、収益金は「オペレーション・ホームフロント」に贈呈された。「オペレーション・ホームフロント」は、軍人の家族が生活に困窮することのない経済的基盤に立って安心・安全に家庭を築けるよう取り組んでいる全米規模の非営利団体だ。シボレーは2017年以来、この「オペレーション・ホームフロント」のサポーターとなっている。