新型「レンジローバー」が発表、元祖ラグジュアリーSUVがよりモダンで洗練されたモデルに

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ラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いたレンジローバー

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、新型「レンジローバー」を、2022年1月17日より全国のジャガー・ランドローバー・ジャパン正規販売ディーラーネットワークにて受注開始すると発表した。

レンジローバーはラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いたパイオニアだ。第5世代目となる新型においても、そのDNAを受け継ぎながら、圧倒的なモダンさと美しさ、洗練されたテクノロジーにシームレスなコネクティビティを兼ね備え、これまでで最も魅力的なモデルへと進化。デザインによるモダン・ラグジュアリーを定義するクルマを目指して開発された。

新型レンジローバーには、世代を超えて受け継がれてきた特徴的な3つのライン(ルーフ、ウエスト、シル)やショートオーバーハング、クラムシェルボンネット、格式高いフロントエンド、直立したフロントガラス、実用的なスプリットテールゲート、テーパー形状でボートテールのようなリアなど、レンジローバーのプロポーションを定義づける要素が随所にちりばめられている。

さらに新デザインであるフロントグリルやエアインテーク、極力その存在を隠して目立たないようにした新開発のウエストレールフィニッシャーが作り出す切れ目のないウエストライン、フラッシュグレージングやシームレスなレーザー溶接などの最新技術を駆使した凹凸のないサーフェイスや、点灯するまでその存在に気づかない画期的なリアランプなどを実現。まるでひとつの塊から削り出したようなすっきりとしたデザインになっており、空気抵抗係数(Cd 値)は0.30となっている。

まるでサンクチュアリ(聖域)のような車内空間

インテリアは従来の上質なレザーに加え、手触りがよく革新的なテキスタイルのウルトラファブリック™や高級テキスタイルメーカーKvadrat 社との共同開発によるウール混紡テキスタイルによる素材など、様々な素材、仕上げから選択が可能。さらに最先端テクノロジーと洗練されたデザインを融合し、まるでサンクチュアリ(聖域)のような車内空間を実現している。

広々とゆとりのある室内には、ハプティック(触覚)フィードバック機能付きの新開発13.1インチのフローティング式フルHDタッチスクリーンを装備した最新のインフォテインメント・システム「Pivi Pro」をはじめ、2つの11.4インチHD タッチスクリーンと8インチリアシートタッチスクリーンコントローラーからなるリアエンターテインメントシステム、スピーカーと照明を備えたテールゲートイベントスイートなど、利便性を高める機能が充実している。

また静粛性を確保する第3 世代となる新しいアクティブノイズキャンセレーションや、臭いやアレルゲン、ウイルスなどを大幅に低減させてクリーンで快適な室内空間を提供する「空気清浄システムプロ」(ナノイーX™搭載、PM2.5 フィルター付)といった新機能も初採用し、静寂でクリーンな室内空間を提供している。

ボディタイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)を用意し、シートレイアウトは4人乗り(SV LWBのみ)、5人乗り、そしてレンジローバー初となる3列7人乗り(LWBのみ)から選択可能。3 列目もフルサイズシートになっており、セミアニリンレザーシート、4ゾーンクライメートコントロール、パワーシート、シートヒーター、タスクライティング、USB ソケット、インテリジェントシートフォールドを標準装備している。

ボディには最新アーキテクチャーである完全新設計の「MLA-Flex(flexibleModular Longitudinal Architecture)」を採用し、比類なき走破性、機敏なハンドリング、最上級の洗練性を実現。

この「MLA-Flex」は内燃エンジン(ICE) 、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、フルバッテリー電気自動車(BEV)など、あらゆるパワートレインに対応、新たに3.0L直列6気筒INGENIUMガソリン・エンジンと105kWの電動モーターを組み合わせたPHEVモデルもラインアップされる(最高出力375kW/510PS もしくは324kW/440psの2種類)。PHEVのCO2排出量は30g/km未満にまで抑え、EVモードでの最大航続距離は100km(WLTP値、実航続距離は最大80km)だ。

走破能力も大きく進化しており、先進のエアスプリングを使用し軽量でコンパクトな5リンク・リアアクスルをはじめ、ツインバルブモノチューブ・ダンパー、オールホイールステアリング、ダイナミックレスポンスプロなどを初めて採用し、ランドローバーの先駆的なインテグレーテッドシャシーコントロール(ICC)で制御し、レンジローバーならではのオフロード走破能力と穏やかな乗り心地を実現している。

また、ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)の技術者が開発・設計を手掛け、ラグジュアリーとパーソナライゼーションを極めた「レンジローバーSV」を新たに導入。「SV」専用のデザインディテールやオプションを用意しており、ツートンカラーになったシートや、セラミック素材を初めて採用している。2つのデザインテーマ「SV SERENITY(エスブイ セレニティ)」と「SV INTREPID(エスブイ イントレピッド)」があり、4人乗りの「SV シグネチャースイート」の設定も用意している。

ラグジュアリーと洗練性を極めた特別仕様車「レンジローバーSVローンチエディション」も受注開始

さらに「レンジローバーSV」をベースとした特別仕様車「レンジローバーSVローンチエディション」も60台限定で販売される。“静けさや落ち着き”を意味する「SV SERENITY(エスブイ セレニティ)」と“勇壮な、大胆な”を意味する「SV INTREPID(エスブイ イントレピッド)」の2種類のデザインテーマに合わせて、モダン・ラグジュアリーを体現するアイテムを特別装備したモデルだ。

「SVセレニティ」はSVビスポークカラーのアイシーホワイトとメタリックペイントのヴァレジネブルーのエクステリアカラーを用意し、上質な輝きを放つコリンシアンブロンズのアクセントを組み合わせて気品ある佇まいを演出。インテリアカラーは、キャラウェイとペルリーノのコントラストが美しいデュオトーンを採用し、ボディタイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類から選択が可能だ。広々としたLWBには4人乗り仕様のSVシグネチャースイートを装備し、ファーストクラスでの移動空間を提供する。
「SVイントレピッド」のエクステリアには、サンライズカッパー、フラックスシルバー、リグリアンブラックの3色のSVビスポークウルトラメタリックペイント(サテンフィニッシュ)を取りそろえ、ランドローバー初となる新デザインの23インチアロイホイールが力強い外観を演出。インテリアは、ライトクラウドに、シンダーグレイのサステナブル素材のUltrafabricTMを組み合わせ高級感と環境への配慮を両立。なお、ボディタイプはSWBのみとなる。

ウエスティンホテル東京で開催された発表会では、エントランスと会場に歴代のレンジローバーが展示。冒頭にはジャガー・ランドローバー・ジャパン代表取締役社長のマグナス・ハンソン氏が登壇し、新型レンジローバーの歴史やモデルの紹介し、その後は同社のマーケティング・広報部ディレクターのマシュー・スリース氏がプレゼンテーションを行った。

 

公式サイト:https://www.landrover.co.jp/vehicles/new-range-rover/index.html

フォト=望月浩彦 H.Mochizuki/カーズミートweb編集部

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