最もラグジュアリーであると共に、最もスポーティなXモデルとして設定
BMWは現在、クロスオーバーSUVシリーズの頂点に君臨する『X8』(またはXM)を開発しているが、そのエクステリアを大予想した。
同社のクロスオーバーSUVは「X1」、「X3」、「X5」、「X7」、クーペSUVに「X2」、「X4」、「X6」をラインアップしており、偶数からすると「X8」はクーペSUVということになる。しかし、プロトタイプを見る限りそれほど極端なクーペルーフは採用されていない様子が伺える。
もともとX8の噂は約4年前から話題となっているが、同社CEOのオリバー・ツィプセ氏がその存在を認めたのはほんの1ヶ月前のことだ。
デザイナーのNIKITA氏から提供された予想CGでは、上下二段に分割されるスプリットヘッドライトが装備されている。これは「7シリーズ」や「X7」改良新型でも噂されており、上部にインジケーターとLEDデイタイムランニングライト、下部にメインヘッドライトが備わっていると予想される。
キドニーグリルはM3/M4のように巨大化はされないものの大型であり、その存在感は圧倒的だ。後部では、ゆるやかに傾斜するルーフエンド、スタイリッシュなスポイラー、近年のBMWデザインを反映する波打つLEDテールライト、そしてレクサスのような、縦2段に配置されるクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。これらはプロトタイプからも確認されており、市販型に近いデザインと言えそうだ。
「プロジェクターロックスター」のコードネームを持つX8/XM市販型のパワートレインは、V型8気筒と電気モーターを組み合わせることで、BMW史上最も強力なSUVになると言われている。よりホットなコンペティションバージョンでは、最高出力700psオーバーになると予想されている。
X8は最もラグジュアリーであると共に、最もスポーティなXモデルとして設定されるため、重量を減らすためにX7の3列目のシートを廃止する可能性もありそうだ。
これ以上のことはほとんど知られてないが、オリバー・ツィプセ氏は、「アメリカ市場だけでなく、世界市場にとってもハイエンドの真新しいモデル」になるだろうと語っている。市販型ワールドプレミアは2021年末に予定されており、スパルタンバーグ工場で生産、価格は100,000ドル(1100万円)超えが確実視されている。
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