アウディが第4のピュアEV「Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」をお披露目!

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2種類のバッテリー容量と3種類の駆動バージョンがラインアップ

アウディAGは4月15日、同社としては4つめのピュアEVモデルとなる「Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」をワールドプレミアした。

「Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」はアウディがコンパクトセグメントに初めて導入するEVで、広々とした室内に加え、操作系、ディスプレイ、アシストシステムには先進的なソリューションを採用。拡張現実ヘッドアップディスプレイは、まったく新しい方法で仮想世界と現実世界を繋ぐという。

モデルラインナップは、2種類のバッテリー容量と3種類の駆動バージョンを用意。エントリーモデルとなるQ4 35 e-tronは、エネルギー容量52kWh(総容量55kWh)のコンパクトなバッテリーを搭載する一方で、Q4 40 e-tronは、容量77kWh(総容量82kWh)の大容量バッテリーを搭載、最上位のモデルはQ4 50
e-tronはquattroシステムを搭載し、220kW(299ps)の最高出力を発生するという。全モデルともに長い航続距離を誇り、わずか約10分の充電で約130km(WLTP)を走行することが可能。後輪駆動のQ4 40 e-tronは、WLTPサイクルで、最大520km の航続距離を実現している。

エクステリアは、短いフロントオーバーハング、大径ホイール、筋肉質なボディにより、表現力豊かなプロポーションを創出。クーペスタイルの低いルーフラインを備えたQ4スポーツバックe-tronは、リヤエンドが特に印象的で、テールゲートと一体化された立体的なスポイラーが、リヤウィンドーを2つに分割している。優れた機能とエアロダイナミクスを融合することにより、Q4 e-tronのCd値(空気抵抗係数)は0.28、スポーツバックは0.26をマークする。

インテリアは、フルサイズSUVクラスにも匹敵する広いスペースを確保。センタートンネルも存在しないことから、リヤシートはゆったりとした足元スペースを提供する。インストルメントパネルは、ドライバーに向かって少し角度が付けられ、独立したエリアに分割されて、デザイン要素にもなっている2つのディスプレイを統合。助手席側のトリムパネルには、オプションでサイクル素材を一定の割合で含む革新的なテクニカルファブリックを装着することも可能となっている。また各シートには、1.5Lのペットボトル約26本分のリサイクル素材が使用されているという。
新設計のステアリングホイールには、ドライバーがデジタルインストルメントクラスターを操作するために使用するタッチパネルが組み込まれた。インフォテインメントとナビゲーションは、主にダッシュボード中央に配置されたMMIタッチディスプレイを使用して操作でき、追って11.6インチの大型ディスプレイも用意される。これらはボイスコントロールでも操作が可能だ。
ラゲッジコンパートメントは、一般的なコンパクトクラスのクルマを凌ぎ、中型クラスと同等のスペースを提供。リヤシートバックの位置にもよるが、Q4 e-tronの容量は520~1490Lで、スポーツバックは535~1460Lを確保する。

また、オプションで拡張現実ヘッドアップディスプレイを用意。これは一部のアシストシステムとナビゲーションシンボルから構成される情報を、ドライバーが見やすいように実際の視界に重ね合わせて表示し、ドライバーから約10m以上離れた仮想のフローティング画像として広い視野内に動的に表示される。

この「Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」、欧州は今夏に発売予定で、価格はエントリーモデルのQ4 35 e-tronが41900ユーロ(約547万円)、スポーツバックは2000ユーロ高く設定される。日本への導入は2021年中を予定しているという。

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