日産のデザイナーやモデラーがデザイン、グローバルセンター有志がラッピングを担当
日産自動車は3月24日、同社の技術開発拠点である「日産テクニカルセンター」の地域貢献活動の一環として厚木市立病院の災害派遣医療チーム(以下「DMAT」)の移動用車両にラッピングデザインを施し、同日車両リニューアルセレモニーを行なったと発表した。
DMATは、大規模災害などの現場で救命活動ができる機動性を持った医療チーム。新型コロナウイルス感染症の対応では、県の派遣要請によりダイヤモンドプリンセス号をはじめ数多くの現場に出動している。
厚木市立病院は、DMAT移動用車両の老朽化に伴い、クラウドファンディングを活用して新たに「エクストレイル」を購入。日産のグローバルデザインセンター(厚木市)が、同車両をラッピングデザインした。
このラッピングデザインは、日産のデザイナーやモデラ―が提案した17のデザイン案の中から同病院の選考により最終デザインが決定。グローバルデザインセンターの有志によってラッピングが施されている。
そのラッピングデザインは、十字の左右を取り囲む3本の波紋が「愛」、「勇気」、「希望」を表現、それらが医療を象徴する十字を支えている。また、「愛」は身を挺して災害支援する心、「勇気」は被災した現場に救助へ駆けつける姿、「希望」は被災者の希望の存在という意味が込められたという。また、ひと目でわかる赤十字を中心に前後に配色した白と黒は、DMAT隊員が昼夜を問わず任務にあたり、いち早く災害現場に駆けつけるスビード感やカ強さ、信頼感として表現された。
日産は、交通安全活動「ハローセーフティキャンペーン」において社員の募金活動による交通安全教材を地元小学校などへ寄贈。また、日産が協賛している「日産 童話と絵本のグランプリ」の大賞に選ばれた作品を出版し、事業所近隣の保育園や幼稚園などへも寄贈している。昨年は、伊勢原市及び地元企業と共同でクルマの形をした柿の種「新型カキノタネ」を企画・製作を行なうなど、地元企業としてさまざまな支援を行なっており、今後も地域への貢献活動を積極的に推進していくという。
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