海外では日産の主力! 新型「キャシュカイ」が欧州で発表

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3代目「キャシュカイ」は新世代プラットフォームの採用などでワンランク上の走りと安定した乗り心地を実現。今後はe-POWER仕様を追加予定

2月18日、日産自動車はフルモデルチェンジを受けて3代目となった新型「キャシュカイ」を、今夏より欧州市場に投入すると発表した。

かつて日本では「デュアリス」の名で販売されたキャシュカイは、初代が2007年に登場。以降、欧州市場でCセグメントにおけるクロスオーバーSUVのパイオニア的存在として市場を牽引してきており、欧州では最も売れている日産車に成長した。3代目に生まれ変わった新型は、洗練されたデザイン、快適性、効率的なパワートレインといった最新技術を採用し、同セグメントに新機軸を打ち出す。

新型キャシュカイは、欧州市場で初めてアライアンスCMF-Cプラットフォームを採用。最先端の車体構造と、テクノロジーアーキテクチャーを具現化している。車体の骨格部分には従来よりも多くの軽量素材を採用。最新のプレス技術と溶接技術によって強度を高めると同時に、軽量化も実現している。また樹脂バックドアの採用や、先進的な製造技術を導入することで、現行モデルと比較して60kgの軽量化を実現するだけではなく、車体剛性を41%向上させた。これにより、ワンランク上の洗練された走りと安定した乗り心地を実現するとともに、事故時の安全性も格段に向上させている。

エクステリアは、歴代のデザインを引継ぎながら引き締まったシャープでモダンなデザインを採用。Vモーショングリルやリヤに流れるようにデザインされたフローティングルーフ、そしてシンプルでありながらも、大胆かつ力強い印象を与える緻密で張りのあるラインなど、日産のグローバルデザインランゲージが活かされている。

一方で、くっきりとしたショルダーラインや引き延ばされたホイールベース、そして印象的な20インチのアルミホイールなどによって力強さを表現。また、スリムな形状のLEDヘッドライトは、シャープな印象を与えるだけでなく、走行環境や歩行者の有無に合わせて自動で配光を調節する技術が導入されている。

サイドのデザインは、フロントからリヤかけて流れる1本の特徴的なキャラクターラインが、力強くスポーティな印象をもたらしている。テールランプは点灯時に立体感のあるデザインとすることで、強い存在感を示す。

室内空間は、快適で使いやすいだけではなく、同セグメントの新機軸となる高い質感を備えている。日産デザイン欧州の理事であるマシュー・ ウィーヴァー理事は次のように述べている。
「表現力豊かなデザインを持つ新型『キャシュカイ』は、お客さまの期待にお応えできるモデルです。プレミアムでありながらも実用的であり、多くのお客さまにお選びいただけることでしょう。先進性と使い勝手の良さのレベルをさらに引き上げることで、他の追随を許さないレベルに新型『キャシュカイ』は到達しています」

キャビンは、いつまでも乗っていたくなるような、心安らぐ空間を目指してデザイン。新しいシート素材やアンビエントライトによって、乗る人すべてにプレミアムな体験を提供する。質感の高い素材や先進の機能、細部の造形に至るまで、あらゆる点で最先端のデザインと高い実用性を両立させた室内空間を実現した。

パワーユニットは、新開発の12Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.3L直噴ターボエンジン。12Vマイルドハイブリッドシステムは、高性能リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、減速時のエネルギーを回生して走行時に利用することで、燃費の向上と二酸化炭素排出量の低減を図る。

また、新型キャシュカイでは欧州初となるe-POWERも追加投入する予定だ。キャシュカイe-POWERは、高出力が求められる欧州市場のニーズに応えるため、日産が世界で初めて開発した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載する。コンパクトで高出力、そして高い燃焼効率を実現する同エンジンをe-POWERと組み合わせることで、より高効率な電動パワートレインを実現する。

コネクテッド技術の導入にも積極的で、スマートフォンと連携し最大7台のデバイスとの接続を可能とする車載WiFi、車両の状態をモニタリングする専用アプリ「NissanConnect Services」など、先進的なインフォテインメントシステムが搭載された。

ステアリングのダイヤルスイッチで操作する12.3インチのマルチインフォメーションスクリーンは、ナビゲーションやエンターテインメント、交通情報、車両情報などの表示レイアウトを自由に選択できる。また、マルチインフォメーションスクリーンの背景には、日本の切り子ガラスをモチーフにしたデザインを採用し、日本のDNAを表現している。

新しい10.8インチのヘッドアップディスプレイ(HUD)は、ナビゲーションルート、運転支援情報や道路情報などをフロントガラスに映し出すことで、ドライバーが運転に集中できるよう工夫されている。そして高解像度9インチのNissanConnectディスプレイ画面には、ナビゲーション、エンターテイメント、車両設定機能が搭載されており、Android AutoとApple CarPlayの両方に対応。また、GoogleアシスタントやAmazon Alexaといった自宅とクルマをシームレスに繋ぐ機能にも対応している。

安全性の面では、様々な状況においてドライバーをサポートする安全運転支援機能を搭載。プロパイロット(ナビリンク機能付き)は、高速道路での同一車線内での加減速をサポートすることで、運転中の疲労やストレスを軽減。プロパイロットと同様の直感的な操作を可能とし、ナビゲーションデータを利用することで、急なカーブや高速道路の出口などにおいて車速を自動調整し、スムーズな運転をサポートする。

 

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2021/02/20 15:00

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