Q8はキャラやブランドの先進性がよく現れている
Q8はQ7のクーペバージョンであり、ボディ上部が絞り込まれてコンパクトにみえるから、なんとなくフレンドリーにも感じられるのがちょっと嬉しい。室内に収まってみると、X7とは真逆でAピラーが寝ていてクーペライク。ほどよくタイトな感覚もあってスポーティだ。走り始めてみるとまず感じたのは洗練度の高さだった。GLSやX7も超がつくほど快適ではあるが、Q8は細かな振動まで綺麗に取り去り、あらゆる可動部のフリクションが低いことによる上質な乗り味が見事。静粛性の高さも圧倒的で、現実離れしているような感覚さえある。
快適性に重きをおいているのかと思いきや、コーナーでの振る舞いはスポーティ。全高が低いことを味方に、ロールが抑えられた姿勢で狙ったラインを正確にトレースする。後輪操舵も効いているからかタイトコーナーでもすばしっこく曲がる。決して硬くはないが、ほどよく引き締まったフィーリングだ。路面の荒れを見事に吸収して極めて快適な乗り味をもちながら、スポーティさも盛り込まれたエアサスペンションのセッティングがクーペらしさを強調。Q8を選ぶ価値を感じさせてくれる。
エンジンは3L・V6ターボで他の2台ほどパワフルではないが、比較的に軽い車両重量ということもあって軽快な加速をみせる。トルクに余裕があるから、一般的な走り方ではエンジンは存在を主張してこないが、4000~6200rpmの高回転域ではパワーが尻上がり的に盛り上がっていって気持ちいい。クーペSUVらしくスポーティだが、あくまでクールにそれを表現しているのがアウディらしい。機械的に洗練されていることを強調しているのだ。
フラッグシップは最新テクノロジーをふんだんに使うことで高みを目指していくが、大きく重たい大型SUVでの効果は絶大だ。だからこそ、各ブランドの主張や実力がわかりやすい。サルーンに乗るよりもフラッグシップとしてのメッセージ性が強く思えるのだ。
■関連記事
- よりエレガントに、よりスポーティにアップデート!アウディ、マイナーチェンジした「Q8」「SQ8」を発売!
- 新時代の電動アシスト自転車やスポーツ電動バイクなど様々な電動モビリティを会場で体験できます! FUTURE出展情報【EV:LIFE KOBE 2023】
関連記事
美しいルーフラインが魅力のQ8 Sportback e-tronは必見! Q4 e-tronの試乗車もご用意しております! アウディ出展情報【EV:LIFE KOBE 2023】
EV:LIFE KOBE 2023
2023.11.21
アウディe-tronシリーズの最新作「Q8 e-tron」が登場!! 2つのボディタイプに3つのドライブトレインを搭載するフラッグシップSUV
EV
2022.12.03
新型BMW X7に早くも海外試乗! ICEを搭載する最後のBMW製フルサイズSUVは、新たなフラッグシップに相応しい完成度
BMW
2022.11.17
BMWが最上級SUV『X7』の新型モデルを発表。7シリーズと同じダブルライトのフロントデザインを採用し新時代のラグジュアリーを体現
BMW
2022.11.15
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>