新型「フロンティア」は日産の米国モデル初のオフロードモード付き日産インテリジェントアラウンドビューモニターを搭載するなど先進技術を積極的に導入
2月5日、日産自動車はミッドサイズピックアップトラック「フロンティア」の新型を、今夏より北米市場で発売すると発表した。
新型「フロンティア」は、米国市場で日産が60年以上培ってきたピックアップトラックの経験を活かし、パワーや性能だけでなく実用性や操縦安定性、そして最新のテクノロジーを兼ね備えた、仕事でもアドベンチャーでもどちらにも活躍するモデルとして開発された。
長年にわたって培ってきた性能をベースとしながら、現代の冒険家のニーズに応えるために性能が向上。310psを生み出す3.8L V型6気筒直噴エンジンは、9割以上の部品が新開発もしくは改良されており、9速ATとの組み合わせによって高効率かつ力強い走りを実現しているという。
新しいトランスミッションは、ロックアップ領域の拡大、レスポンスのよい電動油圧システム、長いインプットシャフトを採用することで、素早くダイレクトなシフトレスポンスを実現するとともに、ギヤレンジを99%拡大(前型「フロンティア」5速モデル比)している。また、油圧パワーステアリングをチューニングし、ステアリング中立付近フィーリングを改善することで、長距離ドライブ時の疲労を低減させるとともに、ステアリングギア比を16%クイックにすることで、少ないステアリング操作でもレスポンスの良いハンドリングを実現している。
サスペンションは、オンロード、オフロードともに最高レベルの乗り心地とハンドリングを提供する。新型の油圧キャブマウントが走行時におけるキャビンの振動を80%低減するとともに、同クラスでは唯一となるウレタン製バンプラバーによってダンピングを制御し、より滑らかな乗り心地を実現。さらに、太くなったフロントのスタビライザーとリヤスタビライザーが車体のロールを軽減しトラクションを向上させる。そしてABS付き4輪ディスクブレーキは安心した制動力を発揮する。
4WDモデルは、2WD/4HI/4LOモードを備えた電子制御のパートタイム式のシフトオンザフライ4WDシステムを搭載。また4輪リミテッドスリップ制御によって、滑りやすい路面でもトラクションを確保する。2WDモデルも含め、全車にヒルスタートアシストを標準装備するとともに、4WDモデルはヒルディセントコントロールも標準装備とし、アドベンチャーを愛する人々が、急勾配の道路や山道を安全に走行できるよう支援する。
エクステリアは、アグレッシブでモダンなスタイルと、日産を象徴するモデルである「ダットサントラック・ハードボディ」から着想を得たデザインを組み合わせている。インターロッキングデザインの新型ヘッドライトと堅牢さを表すフロントグリル、そしてはっきりとした輪郭のフードを備えた力強いフロントエンドが特徴だ。また、どこでも走れる地上高を持ちながらも安定感を感じる佇まいと、重厚な垂直状フェンダーが耐久性と屈強さを印象付けている。
リヤ部分は、機械で削り出されたような立体的な形状のテールランプが、リヤゲートとボディサイドをしっかりと固定しているように配置され堅牢さを演出。ボディカラーは、バックカントリーで見られるトレイルギアから着想を得た、タクティカルグリーンメタリックをはじめ、「フロンティア」の頑丈なエクステリアを引き立たてるボールダークグレーパールなど、合計9種類が設定された。
インテリアは、力強い印象を与えるエクステリアとシームレスに調和させながら、実用的かつモダンな雰囲気にデザイン。様々な情報を映し出す7.0インチのアドバンスド・ドライブアシストディスプレイは、あらゆるステージでのドライブをサポート。新しいセンターセンタークラスターはシンプルで直感的な操作が可能で、ドライバーや乗員にとって使いやすいデザインになっている。遮音材の追加やフロントドアの遮音ガラスによって車内に入り込むノイズを低減するとともに、疲労感を軽減させるゼログラビティシートによって、快適に長距離ドライブを楽しむことができる。
なお、特別装備が施された4WD車の「PRO-4X」と「PRO-X」(2WD車)には、様々な条件下でのオンロード、オフロードのドライブを快適に過ごせる装備を搭載している。
多くの先進技術と安全機能を搭載した点も新型の特徴で、日産の米国モデルでは初となるオフロードモードを備えた日産インテリジェントアラウンドビューモニターを搭載している。オフロードモードは「4LO」を選択して低車速で走る際に、車外に搭載された4台のカメラ映像によって上空から車両を見下ろしているかのような映像をディスプレイに映し出し、タイトで荒れたオフロードの走行をサポートする。
このほか、日産セーフティシールド360の安全技術である歩行者検知機能を備えたインテリジェント エマージェンシーブレーキ、ブラインドスポットワーニング、リヤクロストラフィックワーニング、レーンデパーチャーワーニング、ハイビームアシスト、リヤ自動ブレーキ、インテリジェントクルーズコントロール、トラフィックサインレコグニション、インテリジェントドライバーアラートネスなども装着が可能。インテリジェント前方衝突警告、イージーフィルタイヤアラートを備えたタイヤ空気圧警報システム、およびリヤドアアラート、および合計8個のエアバッグは標準装備となっている。
■関連記事
- 東風日産、新型EVセダン「N7」を公開!中国・都市部の先進的なユーザーに向けて2025年上半期に発売へ
- 【スクープ】日産「リーフ」の次期型はクーペクロスオーバーボディに一新! 出力&航続距離も大幅に向上へ
TAG :
関連記事
ワンガンブルーなど美麗な新色を加えて、日産「フェアレディZ」「同 NISMO」2025年モデルを2月から発売!
ニュース&トピックス
2024.11.08
「セレナ」がミニバン販売台数No.1獲得! 前年下半期に続く2024年度上半期の好調なセールスを、日産みずから分析
ニュース&トピックス
2024.11.01
試乗ができる「アリア」、そして90周年記念車の「サクラ」も展示!日産 出展情報【EV:LIFE 神戸2024】
EV:LIFE KOBE2024
2024.10.30
日産フォーミュラE、シーズン11に向けてアップデートした「GEN3 Evoマシン」を公開
モータースポーツ
2024.10.18
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>