フォルクスワーゲン カタログ2008年版 01 《VWゴルフ》【VW GOLF FAN Vol.14】

2021/01/24 12:00

※この記事は2007年12月に発売された「VW GOLF FAN Vol.14」から転載されたものです。

1月のゴルフGT TSI登場を皮切りに、2007年はゴルフ・トゥーラン、トゥアレグ、ゴルフ・ヴァリアント、ジェッタ、ポロ……と立て続けに新型&ブランニューを投入してきたフォルクスワーゲン(VW)の国内ラインナップ。ここでは、そんなフォルクスワーゲン最新ラインナップをカタログで紹介する。

1グレード1エンジンの贅沢なラインナップが魅力

VW最新カタログのトップを飾るのは、やはりこのモデルしかないだろう。長きに渡り“世界基準”であり続けている、名実共にVWの屋台骨であるゴルフだ。その現行の国内仕様は1.6LのEから3.2LのR32までと、多様なラインナップを誇る。

■model summary

E 242万円(6速AT/4ドア/右ハンドル)
GLi 282万円(6速AT/4ドア/右ハンドル)
GT TSI 308万円(6速DSG/4ドア/右ハンドル)
GTI 332万円(6速MT/4ドア/右ハンドル)
GTI 347万円(6速DSG/4ドア/右ハンドル)
R32 426万円(6速MT/2ドア/左ハンドル)
R32 446万円(6速DSG/4ドア/右ハンドル)

ゴルフのグレードは、FSI系エンジンを搭載するE(1.6L)、GLi(2L)、TSIを搭載するGT TSI(1.4Lツインチャージャー)、GTI(2Lターボ)、そしてV6(3.2L)を搭載するR32と、大きく3つのモデル群で構成される。しかも、それぞれ排気量が異なっており、1グレード1エンジンという贅沢なラインナップとなっている。

Outline

ゴルフは今も昔も“世界FFツーボックスの基準”だ。どの時代も、ゴルフに対してどうなのかが、そのクルマに対する評価の分かれ目。いいかえれば、ゴルフの歴史は傑作車の歴史でもあった。
デビューは’75年。戦後、長い間造られ続けたビートル(ポルシェ博士設計)の後継車として登場した。コンパクトなボディながら比較的全高を高くとって豊かな室内空間を獲得し、リアにハッチを与えて様々な用途での使用を可能にした、このきわめて合理的な初代ゴルフは、たちまちベストセラーとなる。そのエンジン、ミッションを横置きとして、サスペンションをフロント=ストラット、リア=トレーリングアームとする構成は、長きに渡って欧州FF2ボックスの定番となる。
ここでは、こうしたさわりだけにしておこう。ゴルフの変遷について語る本は、すでに世の中に何冊も存在する。そう、ゴルフの歴史を語れば、それがある一面だけを採り上げたものであっても一冊の本になる。歴代それぞれに語るべきことが山ほどあり、切り口を変えれば何冊でも成立するといっていい。いずれにしても、ここでは紹介しきれるものではない。
このため、とりあえず、現在の5代目が’03年にデビューし、日本ではまずNAの2.0と1.6が’04年に発売開始になったことだけを記す。ゴルフである。たちまち、日本でも人気モデルになったことはいうまでもない。

Impression

現在のゴルフは豊富なバリエーションを持つ。ここに採り上げるクラシック・ゴルフ(ゴルフ・プラスが登場した時、区別のため、従来モデルこう呼ばれた)だけでも、E、GLi、GT TSI、GTI、R32と、5モデルが揃う。GLiをベースにほんの少しスポーティな味付けを施したGTは、TSIユニット搭載のGT TSIに替わり、驚くなかれGTIよりも先に2LターボとDSGを搭載したGTXは、R32が登場してその役割を終えたのか、先頃ラインナップから消えている。

E ゴルフのエッセンスが濃厚

ベーシックのE、GLiは、燃料を直接シリンダーに噴射するFSIユニットを搭載する。Eの1.6は116psというパワーながら、6速ATのよく考えられたギアレシオとスムーズな変速のおかげで、不足のない加速を示す。回せるエンジンでもあり、高回転域までフルに使って走らせるという楽しさは、GLiに優る。ベーシックであっても、安全装備が充実していることも見逃せない。

エントリーモデルとなるE。搭載するエンジンは1.6L FSIの直4DOHC16Vで、116ps&15.8kg-mを発揮。これに6速ATを組み合わせる。最廉価モデルとはいえ、そこはゴルフだけに一通りの装備は揃っている。また、装備やハード面がシンプルだからこそ、ゴルフのエッセンスをもっとも濃く表現するモデルでもある。

GLi 完成の域に達した基幹モデル

GLiは、日本ではゴルフのなかの“基準”。150psのFSIユニットは、よく躾られた6速ATもあって、まったく不満のない、いや十二分のパフォーマンスを示す。タイヤ&ホイールが15インチにとどまり、どちらかといえば乗り心地を重視したと思われるシャシーだが、そのハンドリングは結構スポーティ。装備も充実していて、購入した後に後悔するといった心配もないクルマだ。

ゴルフの基幹モデルGLiは、150ps&20.4kg-mを発生する2L FSIユニットを搭載。足回りも適度にソフトで、快適かつスポーティな乗り味を楽しめる。このFSI+6速ATのモデルは熟成が進み、いまや完成の域に達しているだけに、TSIが主役となりつつある現在でも魅力は色褪せない。また、フルオートエアコンが標準となるなど快適装備の類も充実している。

E、GLiが搭載するFSIの直4DOHC16Vユニット。Eは1.6L から116ps&15.8kg-mを、GLiは2L から150ps&20.4kg-mをそれぞれ発生。組み合わせるのは6速ATとなる。このFSIユニットの後継となるTSIエンジンはすでに発表、実戦投入されているだけに、いずれはラインナップから姿を消すことになるだろう。

GOLF Octave 特別仕様車「ゴルフ・オクターヴ」登場

特別仕様車「ゴルフ・オクターヴ」はゴルフEをベースに、装備を充実させたお買い得モデル。追加装備は、MMSやアルミホイール、シートヒーター、レザーステアリング、パークディスタンスコントロールなどで、これら40万円相当の特別装備を追加しつつ、価格は+10万円の252万円に抑えられているという。

VW GOLF FAN Vol.14から転載

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