サプライヤー大手のアプティブが次世代の自動運転プラットフォームを発表

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すべての車両セグメントで費用対効果の高い方法で対応できるオープンでスケーラブルなプラットフォーム

アメリカの大手サプライヤー「アプティブ(旧称デルファイ)」はこのほど、将来の自動運転EVに向けた「スマート・ビークル・アーキテクチャー」の一部として、次世代のADAS(先進運転支援システム)用プラットフォームを発表した。

アプティブは、1999年に業界で初めてレーダーを活用したアダプティブクルーズコントロールシステムを開発して以来、自動運転の合弁会社「Motional」を設立するまで20年以上にわたってADASの開発を主導してきた。

このたび発表された次世代ADAS用プラットフォームは、自動運転レベル1〜レベル3に対応し、新しいレベルの安全性や快適性、利便性を実現する。このプラットフォームはスケーラビリティを目的に構築されており、エントリーレベルの安全コンプライアンスから高度な高速道路パイロット、駐車支援までの機能をトータルでサポートすることで、ソフトウエアの複雑さを軽減し、すべての車両セグメントに費用対効果の高い方法で対応できる。

この新しいプラットフォームでは、レーダーやカメラ、LiDARなどの業界最高クラスのセンシング機能を利用。これには同社の第6世代版コーナー/サイドレーダーと前方レーダー、そして現在市場で入手できるものの2倍の検出範囲を提供する4Dイメージングレーダーが含まれている。このプラットフォームを構成する「インテリアセンシング」には、レーダーや超音波センシング、キャビンカメラを採用。インテリアセンシングは、例えばドライバーの目が道路上を注視しているかどうかを確認するだけでなく、乗員の身体の位置やジェスチャー、目の動きを認識して応答。これによってより高いレベルの安全性を提供するものだ。

新しいプラットフォームにはさらに、360度のセンサー入力を融合する同社のAI(人工知能)および学習アルゴリズムによって、車両の周辺環境を詳細にレンダリングできる高度なセンサー技術が導入されている点も特色に挙げられる。

これらの技術は、各自動車メーカー独自のユーザーエクスペリエンスに合わせて柔軟に開発することが可能だという。

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