ポルシェジャパンがスマートグラスでの商談を開始

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ディーラーに行かなくても購入候補車の細部までチェックが可能に

新型コロナウイルスの感染防止のため、欧州ではオンラインでの新車注文や購入のシステムが整いつつあるが、日本でもポルシェジャパンがスマートグラスを活用した商談システムを開始。このシステムはディーラー従業員が装着したスマートグラスを経て、顧客が実車の画像をパソコンやスマートフォンで確認しながら商談を進めることができるもので、「ポルシェ・オンライン・コンサルテーション・ウィズ・スマートグラス」と名付けられて7カ所のポルシェ正規ディーラー(高崎前橋、青山、長久手、名古屋、中大阪、熊本の各ポルシェセンターとポルシェNOW東京)で試験的にサービスを始めている。

スマートグラスを装着した従業員が見た光景にテキスト情報などを重ねて表示させて車両説明をすることも可能。

このシステムはスマートグラスで従業員が見た光景にテキスト情報などを重ねて表示することが可能で、もちろん音声での車両説明も可能。すでに全国のポルシェセンターではマイクロソフトTeamを用いたオンライン商談を始めているが、このスマートグラスを活用する専用ソフトの独自開発により、カスタマーはディーラーに足を運ばなくてもリアルタイムでより詳細な実車チェックができることになる。
今後はAI(人工知能)やAR(拡張現実)を活用したシステムアップも考えられており、より使い勝手の向上が期待できる。それなりにコストと手間もかかるのだろうが、ウィズコロナの時代、有用なアイテムとして需要が広がっていくことになりそうだ。

ルボラン2020年12月号より転載

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