90で1355L、110で2059Lの荷室スペースを実現。ビジネスユースにも対応するパネルバン仕立て
9月9日、ランドローバーは新型「ディフェンダー」に新たなバリエーションとして「ディフェンダー・ハードトップ」を設定したことを発表。英国ではすでに販売がスタートしており、同市場での価格はディフェンダー90ハードトップが3万5820ポンド(約487万円)、ディフェンダー110ハードトップが4万3012ポンド(約585万円)だ。
ディフェンダー・ハードトップは、フロントシートより後ろをすべて荷室用スペースにして積載性を高めているのが特徴。フロントドアより後ろのサイドウインドーはパネル化されており、いわばパネルバン仕立てといった趣だ。これにより、積載容量はディフェンダー90で1355L、ディフェンダー110では2059Lを実現。110の荷室長は最大で1472mmを誇る。
荷室スペースは完全にフラットで、頑丈なゴム製マットが敷かれている。またリヤゲート付近には58L分の床下収納が設置されるなど、使い勝手も高められている。ロングボディの5ドア仕様であるディフェンダー110の場合は、リヤドアを開けると155L分の収納スペースも設けられている。なお、荷室内には最大6カ所に荷物固定用フックが設置されており、荷物の大きさや形状に合わせてハーネスで固定することが可能だ。
この積載性能を備えながら、最大900mmの渡河性能をはじめとする新型ディフェンダーの悪路走破性は損なわれていない。ちなみに牽引能力は最大3500kgを実現している。
キャビンは中央の補助シートを含む3人乗りで、スマートフォンと連携できるタッチスクリーン式インフォテインメントシステムや3Dサラウンドカメラ、リヤビューカメラを含む高度な運転支援機能も採用する。
パワーユニットは、3L直列6気筒ディーゼルエンジンに48Vシステムを組み合わせるマイルドハイブリッド。ディフェンダー90は200ps/500Nmを発揮する「D200」を、ディフェンダー110が250ps/570Nmの「D250」と300ps/650Nmの「D300」を設定。トランスミッションはいずれも8速ATを組み合わせる。トリムバリエーションは、90が「ディフェンダー」の1仕様で、110が「ディフェンダー」、「S」、「SE」、「HSE」の4仕様をラインアップしている。
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