EVだけがエコじゃない! マツダが次世代バイオディーゼル燃料のバリューチェーンを構築

H.Tanaka
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2020/08/17 18:00

広島県内で排出されたCO2も活用、地産地消モデルの実現を目指す!

マツダは、ひろしま自動車産学官連携推進会議(ひろ自連)で進めている自動車用次世代バイオディーゼル燃料(バイオディーゼル燃料)の普及拡大に向けた「ひろしま “Your Green Fuel” プロジェクト」に参画している。このほど、このプロジェクトにおいて広島地域で支える地産地消モデル実現のため、マツダはバイオディーゼル燃料の原料製造・供給から利用に至るまでのバリューチェーンを構築。同燃料の利用を開始した。

マツダは、技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom Zoom” 宣言 2030」に基づき内燃機関や電動化技術など、パワーユニットの展開を適材適所で行なう「マルチソリューション」の提供や再生可能液体燃料の導入など、「Well-to-Wheel(燃料採掘から車両走行まで)」の発想でCO2削減に取り組んでいる。

マツダが参画する「ひろ自連」は、持続可能な自動車社会の実現に向け化石燃料に代わるカーボンニュートラルなバイオ燃料の普及拡大を目指すため、2018年6月にユーグレナ社と共同で本プロジェクトを立ち上げた。マツダは「ひろ自連」を通じ本プロジェクトの確実な立ち上げに貢献するとともに、バイオディーゼル燃料が石油由来の軽油と同等性能となることを確認するなど、燃料利用に至るまでの必要な準備を進めてきた。

今回、マツダは本プロジェクト参画各企業・団体とともにバイオディーゼル燃料の普及拡大と広島地域で支える地産地消モデル実現に向けた事業の仕組みとして、同燃料の原料製造(微細藻類油脂および使用済み食用油から成る再生油脂)、供給から利用に至るまでのバリューチェーンを構築して利用を開始。今後は、広島県内の事業者が排出したCO2などを活かした広島での微細藻類の培養に加え、微細藻類残渣を用いた農・畜・水産向け肥料・飼料への活用等を検討。広島の自治体、企業、地域、さらにこのプロジェクトの賛同企業とともに地産地消モデルの構築を目指す。

マツダはこのプロジェクトを通じ、バイオ燃料の普及拡大に向けた構想の具体化を進め、国連で採択されたSDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」に貢献。また、クルマのライフサイクル全体を視野に入れ、「Well-to-Wheel」の考え方に基づき地球や社会と永続的に共存する自動車をより多くの人々に提供することを追求。今後も一層の省資源化や地球環境保護への貢献を目指す。

ひろしま自動車産学官連携推進会議(ひろ自連)の概要

■設置時期:2015年6月11日
■目的:広島地域の自動車産業を活性化するための旗印として掲げた「2030年産学官連携ビジョン」の着実な実現
■常任団体:公益財団法人ひろしま産業振興機構、マツダ株式会社、国立大学法人広島大学、中国経済産業局、広島県、広島市

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