ジャガーが直6エンジンブロックを復刻

田畑修
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Eタイプなどに搭載されていた直6ブロックを忠実に再現。価格は約192万円

メルセデス・ベンツに続いてジャガーがインジニウムエンジンのひとつとして新開発するなど、直列6気筒エンジンのよさが見直されつつある。FRレイアウトとの相性もあるのだろうが、そのジャガーが50年以上前の直列6気筒エンジンブロックの復刻販売を始める。

3.8L直6エンジン。基本的にはレストアでの使用とされ、いくつかの規定を満たせば、元のエンジンブロックに刻印されたシリアルナンバーを引き継ぐことも可能。

このエンジンブロックは1950〜1960年代に生産されたジャガーEタイプ・シリーズ1を始めXK150やMK2、Sタイプなどに搭載されていた3.8L直6エンジンのもので、もちろん鋳鉄製。レストアに使われるのを前提としており、車両の所有権の証明書を提出すれば、元のエンジンブロックに刻印されたシリアルナンバーを引き継ぐことも可能だという(その場合は純正交換品であることを示すマークも同時に刻印される)。

ジャガー・ランドローバー社のヘリテージ部門であるジャガークラシックが製作するこのエンジンブロックの価格は1万4340ポンド(約192万円)。1年間の保証(英国とドイツは2年間)と付属品もパッケージされ、メーカー自身が復刻させたことを示すジャガークラシックの証明書も発行される。生産数などは明らかにされていないが、この時代のジャガーを所有する愛好家は日本も含めて数多く、それなりの需要があると思われる。ネット注文も可能なこの復刻エンジンブロック、クラシックジャガーの心臓部のリニューアルを望んでいた人にはまたとない朗報となるはずだ。

ルボラン2020年9月号より転載

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