ドアハンドルはポップアップ式を採用! リヤ回りもイメージを一新
メルセデス・ベンツ(ダイムラー)は現在、9月に正式発表を予定している新型「Sクラス」のティザーキャンペーンを展開しているが、最終仕様とおぼしき市販型のテスト車両がカメラに捉えられた。
キャッチしたテスト車両は、ティザーイメージでは依然隠されているAピラー以降が露出。新たにポップアップ式となったドアハンドルの最終デザインが確認できるほか、ベルトラインのすぐ下には前後のライト類を繋げる特徴的なキャラクターラインも確認できる。
現状では明らかになっていないリヤエンド部で興味深いのはテールライトの形状だ。現行型では縦長の造形となっているが、新型では水平基調へ刷新されていることが軽度なカモフラージュを介した状態でも確認できる。また、トランク下部の開口部も現行型より広くなり実用性が向上しているようだ。
ティザーで公開されたキャビン回りは、格段にデジタル化が進行していることが明らかにされている。現行型ではドライバー正面のデジタルメーターとインフォテインメントディスプレイが一体化していたが、新型では後者が独立してレイアウト。このディスプレイには最新のMBUXソフトウェアが搭載されており、OLEDテクノロジーと感覚のフィードバックを使用して表示可能。さらに、メーターパネルはユーザーが3Dメガネなしで3D効果が提供される。また、27のハードボタンとスイッチを削減。後部座席ではディスプレイを大幅に進化させるなど、エンタテインメント性も格段に高められている。
この新型Sクラスでは、カーボンファイバーとアルミニウムを多用した「MRA II」FRプラットフォームを採用、レベル3自動運転機能やアクティブサスペンションを組み合わせる。パワーユニットに関する詳細は不明だが、48VマイルドHV、プラグインHVなどの電動化が進行している模様だ。
なお、Sクラスのティザーキャンペーンだが第二弾は7月29日の「安全性と快適性に関する詳細」を経て8月12日の豪華なインテリアの公開で完結。9月のワールドプレミアを迎えることになるという。
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