ベーシック仕様も992世代に! 新型「ポルシェ911ターボ」が発売開始

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2020/07/20 13:00

3.8Lの水平対向6気筒エンジンは580ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速は2.8秒をマーク

7月16日、ポルシェジャパンは新型「911ターボ」の予約受注を開始した。消費税込みの車両本体価格はクーペが24,430,000円。カブリオレが27,310,000円で、ハンドル位置はいずれも右のみの設定だ。

911ターボは、過去45年間にわたって実用性を兼ね備えた高性能スポーツカーであり続けてきた。ひと足先に新型(タイプ992)に移行した911ターボSに続き、911ターボも一層パワフルに、より速く、個性的に生まれ変わった。

3.8Lの水平対向6気筒エンジンには、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTG(バリアブル・タービン・ジオメトリー)ターボチャージャーを搭載。これは最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用と合わせて、応答性、パフォーマンス、トルク特性、および吹け上がりを向上させるもの。これにより580ps/750Nmを発揮。このスペックは先代型より40ps/40Nm強化されたことになる。トランスミッションはデュアルクラッチの8速PDKを組み合わせ、先代より0.2秒短縮となる2.8秒の0-100km/h加速をマークする。なお、320km/hの最高速は先代型と変わらない。

シャシーとボディはさらにワイドになった。フロントアクスルは、42mm拡大されたフロントトレッドと新しい20インチ255/35タイヤによって、いっそう正確に操舵できる。4輪をアクティブ制御するPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)が、フロントホイールにより多くのパワーを伝達できるようになる一方で、10mm拡大されたリヤトレッドとフロントより1インチ大きな21インチホイールに装着される315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリヤアクスルのトラクションが増やされている。

改良されたブレーキシステムは、より一層強力になり、標準装備されるレッドの固定式キャリパーによって識別することができる。フロントの鋳鉄製ブレーキディスクは、直径が408mm(先代モデルより28mm増)、厚さが36mm(同2mm増)。リヤは直径380mm、厚さ30mmのブレーキディスクを装着する。

スポーツエキゾーストシステムは911ターボに初めてオプション設定され、2種類のシャシーバリエーションも新たに設定されている。標準装備のPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)シャシーは、スポーツ性重視から快適性重視まで幅広く対応。一方、より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションは、新型911ターボへさらなる俊敏性をもたらす。

PASMスポーツサスペンションは、クルマのダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行においてさらなる安定性を実現する。オプションの油圧アクティブ制御ロール抑制システム「PDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム)」と、フロントの10ピストン固定キャリパー付きセラミックブレーキシステム「PCCB(ポルシェ・カーボン・コンポジット・ブレーキ)」は、911ターボのドライビングダイナミクスをさらに洗練させる。

スタイリングはより力強いものになった。ボディは、新しいシャシーを収めるためにフロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mmになる一方、新しいボンネットの印象的なプレスラインが、スポーティなキャラクターを強調している。リヤアクスルでのボディの幅は1900mm(20mm増)。路面を照らすのは標準装備のPDLS Plus(ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム・プラス)付きLEDヘッドライトだ。

これら以外に新型911ターボを際立たせる装備は、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リヤスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスといったアイテム群。911ターボの大きな特徴であるリヤサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーはエンジンフード下のエアフローの中に直接配置されている。

リヤビューの完成度を高めているのは、LEDテールライトを備える連続的なライトバーと、シルバーのトリムストリップ付きの新しいエンジンフードルーバーグリルだ。

ルックスとパフォーマンスは、オプションの「ライトウェイトデザインパッケージ」と「スポーツパッケージ」によってさらに研ぎ澄ませることが可能だ。クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、車両重量を30kg軽減。とりわけこれを可能にするのが、軽量フルバケットシートの採用、リヤシートの廃止、および遮音材の削減が挙げられる。遮音材が少なくなることは、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることも意味する。スポーツパッケージの特徴は、911ターボ・スポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、そしてエクスクルーシブデザインテールライトだ。

モダンなインテリアの基本要素は、ポルシェ・アドバンストコックピットとダイレクトタッチコントロールを装備した911カレラのインテリアと基本を共有する。インフォテインメントシステム「PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)」を構成するセンターパネルのスクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できる。

極めて高品質で豊富な装備リストには、14ウェイ電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、シフトパドルおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、パワフルなBOSEサラウンドサウンドシステムなどが含まれている。さらなる個性化のために、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムなどを含む多数のオプションが用意されている。

なお、日本仕様の911ターボおよび911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付きパークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、フロントヒートシーターなど、他の市場ではオプションとなる多くのアイテムが標準装備となっている。

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