機能から生まれた造形美を持つ大人のためのプレミアムホイール「HOMURA HYUGA HP07」【ホイールカタログ2019秋】

小野泰治
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プレミアムカーに向けて展開するHOMURA(ホムラ)のコンフォート、ドレスアップに続く、 スポーツへの新たな展開が「HYUGA(ヒューガ)」だ。ここではヒューガの最新作「HP07」に迫る。

ヒューガはスポーツ性をストレートに表現

レイズのホイールブランドの中にあっては、プレミアム鋳造というポジションが与えられている「ホムラ」 。実際、その細部に至る作り込みの確かさや高い機能性は“プレミアム”を名乗るに相応しい上質感を演出、結果としてドレスアップ派から機能重視のこだわり派まで、幅広いユーザーの支持を獲得するに至っている。

そんなホムラに“スポーツ”という新たなキャラクターをプラスしたのが、「ヒューガ」のサブネームが与えられたモデル。ホムラは元々クオリティの高さを持ち味としてきただけに、既存モデルが採用するディスクデザインはどちらかというと端正で上品な佇まいのものが主体だった。それに対し、ヒューガではシンプルなスポークデザインが採用されスポーツ性がストレートに表現されている。

マニアックス・スタジアムで来店するユーザーの幅広いニーズに対応するコンシェルジュの岩崎真人さん。デザイン性だけでなく、ホイールとしての機能もハイレベルなレイズの製品は、モディファイのビギナーからコダワリ派のマニアまで、幅広く勧められるという。

第一弾となったのは10本スポークの「HP10」で、サイズは19インチと20インチをラインアップ。一方、今回採り上げる「HP07」はヒューガシリーズの第二弾で、こちらのサイズは18インチと19インチ。レイズによれば、装着車のターゲットはCセグメントに属するモデルだという。
そのデザインには、07のネーミング通り7本スポークを採用。しかし、HP10に対して単純にスポークの本数を変更したわけではない。HP10より小径サイズではあっても十二分な存在感を演出するべく、各スポークの幅や厚みなどは専用デザインとなる。

RCFスピニングリバース工法を採用することで、リバースリムらしいディスク面の存在感に加え、優れた装着性も両立する。スポーティなスポークデザインながら、質感の高いディテールはホムラの名を冠するモデルならでは。

また、スポーツホイール作りに関して定評あるレイズの最新作だけに機能面の見どころも多い。力強さと端正さが調和したスポーク形状は、負荷が集中する箇所の強度を高める実戦的な仕立て。スポーク間やリムとの接点はスマートさを感じさせる柔らかなラインを描きつつも、無駄な贅肉がない造形とすることでスポーツモデルらしい軽快感も合わせ持つ。
さらに、その製造にはレイズの真骨頂ともいうべき独自のRCFスピニングリバース工法が採用される。RCFとはレイズ・キャストフロー・フォーミングの略で、リムをスピニング(圧延)して鍛造に近い金属組成を獲得。高い強度と軽量化を両立する技術なのだが、HP07ではこれを駆使するだけではなくリバースリムとしているのが特徴となる。

その結果、リバースリムらしいディスク面の大きさに加え、インナーリムの高剛性化を実現しているのだ。まさに機能とデザイン性を高い次元で融合させているのだ。
もちろん、新シリーズとはいってもホムラの一員だけに細やかなディテールはHP07でも健在。センターサークルには繊細さを感じさせるマシニング加工のレタリングが入り、センターキャップもヒューガのための新デザインを採用。さりげなく独自性がアピールされる。また、塗装のクオリティが高い点もプレミアムなホイールらしい美点といえるだろう。

今回は、マニアックス・スタジアムが仕上げたエッティンガー仕様のゴルフⅦにマットスーパーダークガンメタのHP07を組み合わせてみたが、仕上がりはご覧の通り。スポーティな風情と悪目立ちしないさりげなさのバランスが絶妙なテイストになった。
同店でコンシェルジュを務める岩崎さんいわく、ホムラに限らずレイズのホイールはライトなカスタム層から機能を重視したいマニア層まで、幅広いニーズに応えられる点が魅力とか。そうした美点は、まさにHP07にもしっかりと息づいているわけだ。

フォト=宮越孝政/T.Miyakoshi ル・ボラン2019年12月号より転載

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