話題のフルサイズSUV「BMW X7」を徹底チェック!【ル・ボラン編集部員の取材メモ】

試乗インプレはヒデキ先生にオマカセで

いざ乗り込もうとドアハンドルを引けば、足もとをウェルカム・ライトカーペットが照らします。夜にこれがないと無防備なスネをサイドステップに打ち付けて悶絶しますね。なお、全高に応じて着座位置が高いので躊躇なくサイドステップに乗りましょう。いきなりステップが脱落するほどBMWはヤワじゃないのでご安心を。

さすがフラッグシップSAVだけあってメリノ・レザーとウッドで覆われたキャビンはゴージャス。クリスタルのシフトセレクターやカラーが選べるアンビエントライトが艶っぽいですね。

英国高級オーディオブランドのBowers&Wilkins製サラウンドシステムでムーディな曲なんぞ流して、スカイラウンジ・パノラマ・ガラスサンルーフ越しに星空を眺めれば、すごーくいい雰囲気に浸れます。余談ですがアームレストのコンソールは腕が入りそうなくらい容量たっぷりでした。

特等席は2列目シートで間違いありません。6人乗り仕様はアームレスト付き独立シートになるのでVIP気分は満点。ヒデキ先生もご満悦です。2列目シートを電動で倒してエントリーする3列目シートもお子さま専用にはもったいない。幅が125cmもあって余裕たっぷりだし、サイドにはドリホからUSB Type-Cスロットまで用意されてます。

幅2mの巨体なので取り回しが不安かもしれませんが、ボディ各所に散りばめられたセンサーとカメラによる運転支援にぬかりなし。死角をほとんどカバーしてくれるし、後退や駐車アシストもフル搭載なのでホントにありがたい。3眼カメラとレーダーを使った最新クルーズコントロールはハンズオフにも対応してます。

多彩なシートアレンジは荷室のスイッチからもフル電動で動かせるから、ラゲッジルームは3列目を倒した状態で750Lを、2列目まで倒せば奥行き122cmで容量が2120Lとこちらも余裕たっぷり。リアゲートは上下2分割式でもちろん電動で開閉します。車高ダウンのスイッチも備えるから、大きなブツの積み卸しも容易でしょうね。

この「X7 xDrive35d」の搭載パワートレインは、クリーンディーゼルの3L直6直噴ターボに8速ATでフルタイム4WDです。スペック的には最高出力265psで大丈夫? なんて思いますが、最大トルクが620Nmありますから、2トン超の巨体でもグイグイ走ります。ともあれ、詳細な車両解説と試乗インプレッションは、ル・ボラン1月号(2019年11月26日発売)にて、フォトグラファー郡 大二郎氏が手掛けた美しいビジュアルとともに掲載します。乞うご期待!

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